滋賀県中期計画(本編版)

00はじめに
計画策定の経緯

(1)これまでの取組

 滋賀県は、昭和30年代後半から人口が増加しはじめ、その後の都市化の進展により、今や人口増加率が全国で最も高い水準になりました。また、京阪神に近く、中部圏や北陸圏にも繋がる交通の結節点として地理的条件に恵まれていたことから、製造業を中心とした内陸工業県として急速に発展し、1人当たりの県民所得が全国の中でも上位に位置するなど、産業や経済活動が活発に行われている県となりました。このような産業や経済活動の活発化が人口の増加にもつながりました。
 しかし、この発展と同時に琵琶湖の水質悪化をはじめとする環境問題の深刻化や、交通渋滞の増加、地域コミュニティの衰退など工業化・都市化の進展に伴う問題も浮かび上がってきました。
 県では、昭和35年に策定した長期構想「県勢振興の構想」をはじめに、以降平成9年に策定した「新・湖国ストーリー2010」まで7つの長期構想を策定し、県行政の総合的・長期的な基本指針として位置づけ、県勢の均衡ある発展と県民福祉の向上を目指してきました。

(2)計画策定の趣旨

 県では、平成9年に、目標年度を平成22年度(2010年度)とする長期構想「新・湖国ストーリー2010」を策定し、県勢の均衡ある発展と県民福祉の向上を図るため、その着実な推進に取り組んできました。
 しかしながら、経済の低迷の長期化、地方分権の具体的進展など、構想策定後の社会経済情勢は大きく変化しています。
 こうした時代の変化に適切に対応し、これまで築いてきた県勢発展の基盤や本県の特性を生かしながら、21世紀の新たな展望を切り拓いていくため、長期構想「新・湖国ストーリー2010」を改定し、その基本理念である自然と人の共生を図るという基本的な考え方を継承しながら、中期計画を策定しました。
 中期計画は、長期構想「新・湖国ストーリー2010」の改定版と位置づけられ、平成15年度からの県政運営の基本方針となるものです。

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