滋賀の風景
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滋賀院門跡【穴太衆積みの石垣】 しがいんもんぜき【あのうしゅうづみのいしがき】
白壁と石垣をめぐらせた歴代天台座主の住居
 比叡山延暦寺の僧が晩年に移り住んだ里坊のなかでも最高の格式を誇る歴代天台座主の住居。穴太衆積みの石垣と白壁をめぐらした堂々とした構えが格式と威厳を表し、他の里坊を圧倒しています。
 滋賀院門跡は、京都にあった法勝寺を現在地に移したもので、その後、後水尾上皇から滋賀院の称号を賜りました。境内には、豪壮な造りの内仏殿、宸殿、客殿、庫裏などが立ち並びます。狩野派の障壁画も多く、小堀遠州の手による庭園も有名です。
【穴太衆積みの石垣】 
 坂本の街では、あちこちで風情のある美しい石垣を見ることができます。これは、かつて坂本の穴太に住んでいた石工集団が手掛けた「穴太衆積み」と呼ばれる独特のもので、なかでも滋賀院門跡の石垣が最も優れているといわれています。
 穴太衆積みの特色は、自然石を巧みに組み合わせ、いっさいの加工を施さず、小石を中に詰め込んで完成させていくというもので、高度な技術が必要とされました。歴史は古く、8世紀に比叡山の堂塔の石組みを手掛けたのを皮切りに、要望があれば集団で各地へ遠征。全国の城の石垣を造りました。現在残っている全国の城の約8割は穴太衆が手掛けたものです。
地域名:大津・志賀
所在地:大津市
滋賀院門跡
滋賀院門跡(2003年10月1日撮影)
滋賀院門跡の穴太衆積みの石垣
滋賀院門跡の穴太衆積みの石垣
(2003年10月1日撮影)