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| 琵琶法師を祀った音曲芸道の神社 |
JR大津駅から国道161号線に入り、京都方面にしばらくいくと、京阪電車の線路に横切られた参道が見えてきます。これが関蝉丸神社下社です。
境内に入るとすぐに、紀貫之が
「逢坂の/関の清水にかげ見えて/今やひくらん/望月の駒」
と和歌に詠んだ「せきのしみづ」の泉と石碑が目につきます。こぢんまりとした拝殿の横には、「時雨燈籠」と呼ばれる六角形の重厚な石灯籠があり、国の重要文化財に指定されています。
関蝉丸は、百人一首にある
「これやこの/ゆくもかえるも/わかれては/知るも知らぬも/逢坂の関」
の和歌で知られる平安時代の歌人です。彼は琵琶の名手としても有名で、世阿弥の謡曲『蝉丸』にも登場しています。
関蝉丸神社は、上社、下社、分社の3つがありますが、一般に関蝉丸神社といえば、この下社を指します。もともとの祭神は、猿田彦命(さるたひこのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、嵯峨天皇でしたが、後に蝉丸も歌舞音曲の神として合祀されるようになり、音楽に関わる人々の信仰を集めています。
【謡曲『蝉丸』】
延喜帝(えんぎてい)の皇子であった蝉丸は、幼少の頃から盲目で、逢坂山に捨てられました。一方、蝉丸の姉である逆髪(さかがみ)も前世の業が深く、狂女となり徘徊していました。逢坂山で孤独の身を琵琶を弾じて慰めていた蝉丸は、偶然琵琶の音を聞いてやってきた逆髪と再会。お互いの運命を嘆き合いつつも、逆髪は心を残しながら別れていきます。 |
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| 地域名:大津・志賀 |
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| 所在地:大津市 |
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| 関蝉丸神社下社本殿(2003年11月4日撮影) |
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| 時雨燈籠(2003年11月4日撮影) |
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| 関の清水(2003年11月4日撮影) |
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