• トップページ
  • 暮らし
  • 産業・社会
  • 教育・文化
  • 琵琶湖・環境
  • 総合情報
  • 目的別に探す
  • 組織から探す

ホーム > 広報誌 滋賀プラスワン1月号 > 表紙

更新日:
2008年1月1日
広報誌 滋賀プラスワン 1月号

2008 新春対談 滋賀に元気の風を吹かせよう

滋賀県知事 嘉田由紀子

アーティスト 西川貴教さん

滋賀県出身のアーティスト西川貴教さんをお迎えし、
滋賀に元気の風を吹かせるためのアイデアについて嘉田知事と語り合いました。
知事

ようこそ、県庁へお越しくださいました。

西川

お招きいただきましてありがとうございます。

知事

県庁の印象はどうですか?

西川

実は、父が県の職員でしたので、幼いころに何度か来たことがあるんです。そのころと比べると外観などがきれいになっていてビックリしました。

知事

西川さんはどんな子ども時代を過ごされていましたか?

西川

野洲市の三上山の麓に住んでいたのですが、川でオイカワを釣ったりナマズをつかんだり、夏には泳いだりと、遊ぶといったらそんなことばかりしていましたね。週末は必ず近くの祖父の家に泊まりに行って、滋賀のいろいろなところを車で回って釣りをしていました。ふなずしも祖父の家で漬けていたのでよく食べていましたよ。

知事

家でふなずしを漬けていたなんて、うらやましいですね。

人に喜んでもらいたい その気持ちがパワーの源

知事

西川さんは表現者として大変パワフルなパフォーマンスをなさっているのですが、そのパワーの源は何だと思われますか?

西川

人と一緒に何かを作り上げたり、自分の歌や音楽で人に喜んでもらうのがすごく好きなんですよね。自分が何かをすることで周りの方が喜んでくださる、その気持ちがパワーの源なのかもしれません。そういう意味では、かけ離れているように思える知事や県の仕事とアーティストという仕事は意外に似ているのかもしれませんね。

知事

そうですね。私が知事になろうと思ったのも、みんなの力で県全体が盛り上がったらいいなという気持ちがあったからなんです。

新しいものが生まれる可能性を秘めた滋賀

知事

実は私は埼玉県出身で、中学校の修学旅行で初めて琵琶湖を見て「こんなところに住んでみたい」と思ったんです。滋賀には琵琶湖、文化、歴史、そして、とても真面目に気張って働く人の力というすごい宝があるのに、地元の人がそれに気づいていなくて、もったいないなと思うんです。例えば県外で出身地を聞かれても「京都の近く」って答える人がいたりするのは残念です。

西川

僕は堂々と「滋賀県出身」って言ってますよ。自分が育ってきた場所、今でも家族が住んでいる場所は大事にしたいなって思っています。

知事

西川さんがそんなふうに「滋賀県出身」って言ってくれるのはとってもうれしいですね。

西川

最近では滋賀県出身のバンドが頑張っていて、野洲高校サッカー部の全国優勝もうれしかったですね。こういうふうに今までの流れがないところから突発的に全く新しいものが生まれる可能性が滋賀県にはあるんじゃないかと思います。“通過県”なんて言われることもありますが、逆に様々な文化に触れ、いろいろなものを受け入れる柔軟性がDNAとして県民の中にあるんじゃないかと思いますね。

素晴らしさを知ることが誇りにつながる

西川

滋賀を表すイメージやネーミングも難しいですよね。「良かれ」と思って何にでも“琵琶湖”とか“レイク”とか入れてるけど、そういうキーワードをいきなり出しても滋賀県の人たちは「それ、言うのちょっとはずかしい」というような抵抗があって、根付かないケースもあるような気がするんですが。

知事

それは大事な指摘ですね。

西川

“琵琶湖”と言わなくても、水がいかに命をあずかっているかというところから「いのちの水・湖」というイメージに結びつける。県内の人も気づいていない琵琶湖の偉大さ、滋賀県が実は日本ですごく大きいものを担っているよということが誇りという気持ちにつながってくる。そのときに初めて“琵琶湖”や“滋賀県”というものに対する印象が今までと変わってくるんじゃないかなと思います。

知事

県でもそういう視点で考えていて、「Mother Lake 母なる湖・琵琶湖―あずかっているのは滋賀県です」という表現で、滋賀県のイメージアップを進めているんです。近畿1,400万人の暮らしや産業を支える琵琶湖を、未来から滋賀県が大切にあずかっていますという責任。それと、琵琶湖とともに豊かに生きていきたいという県民のみなさんの願いや思いをこの言葉に込めています。その思いとエッセンスをより一層磨いていくことが必要ですね。

マンパワーを生かす受け皿づくりが必要

知事

昔の滋賀県は大学生が少なかったんですけど、今では人口当たりの学生の数が全国4位になるほど若い人が多くなっているんですよ。そういう若い人たちが滋賀に“元気の風”を吹かせてほしい。琵琶湖や自然の力というのも大事だけど、何よりも“人の力”が大事なんですよね。

西川

僕は知事とは逆で16、17歳ぐらいまで滋賀にいて、それから滋賀を離れました。当時はやっぱり新しい情報や刺激が欲しいですから、地元を出て行こうという気持ちになっていたんですね。だから、若い人たちが自分たちでそういうものを地元ではぐくんでいけるといいなという気持ちは当時からありました。

知事

さまざまな文化やモノが行き交う地という優位性、豊かな自然、人の力が活かされて滋賀県がもっと元気になるようにするには、どんなことが考えられるでしょうか?

西川

そうですね。滋賀に住んでいる人たちが自慢できるようなことがもっと増えてくるといいんじゃないかと思うんですが。

知事

例えば?

西川

最近、夏場に全国各地でロックフェスティバルが行われていますが、そういうイベントは多くの人が集まるので交通の便利さとか、会場の近隣の住民の方に騒音で迷惑をかけない土地の広さとかいろいろな条件が必要で、開催できる会場は関西でも限られています。そういうのを滋賀県内でできればいいなと思っているんです。夏の時期といえばみんなの気持ちはどうしても琵琶湖の花火大会に集中しがちですけど、その時期に例えば花火大会の前夜祭みたいな形でのコンサートとか、今あるイベントと一緒に楽しんでもらえるようなことができるといいですね。

知事

琵琶湖博物館近くに広い芝生広場があるんですが、会場にちょうどいいかもしれませんよ。琵琶湖の夏の夕焼けをバックにコンサートなんて、素敵でしょうね。

西川

そうですね。今まで滋賀県には音楽だけでなくいろいろな可能性を発揮できる場所が少なくていろいろな人が出て行ってしまうことが多かったように思うんです。でも、イベントなどの機会を受け皿として、一緒に盛り上げていくことで、誇りを持って「滋賀県出身です」って言ってくれる人が増えるんじゃないかと思います。そしてそれは、県外の人が滋賀県に来る目的にもなると思うんです。

次の世代が自信を持ち 何かを生み出せる場所に

西川

僕の甥や姪たちの世代が成長していったときに「滋賀にはこれがある!」というふうに思える。その子たちが滋賀県に自信を持って、そこから何かを生み出してくれる。滋賀県はそれができる場所になってほしいと思うし、そういう場所にしたいなと思います。

知事

「豊かで暮らしやすい滋賀であってほしい」「愛着と誇りを持てる滋賀に」ということは、だれもが願っていることですが、それは県民のみなさんや企業、行政が一緒になって作りあげていくもの。民間のみなさんが地域で活動しやすい舞台をつくることが、これからの行政の役割だと思います。今日西川さんのお話をうかがって、改めて滋賀に人の力、自然の力が満ちあふれていることを教えていただき励まされました。これらの“力”に誇りを持って「滋賀は良いところだよ」とみんなに伝えることが大切ですね。滋賀の持つ本来の力が発揮されるよう県の役割をしっかりと果たして、みんなで「もったいないを活かす」、「住んで良かった」と思える滋賀県にしていきたいと思います。  西川さんの今後のご活躍に期待しています。今日は本当にありがとうございました。

西川貴教さん プロフィール

1970年9月19日生まれ。野洲市出身。
1996年、自身のソロプロジェクト「T.M.Revolution」としてデビュー。 その後「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」 「ignited」「vestige」など、ヒット曲を連発し、大きな話題となる。 2006年12月には、自身がフロントマンを務めるバンドプロジェクト「abingdon boys school」を本格始動させ、2007年10月にはファーストアルバムをリリース。 また2007年にはミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード〜努力しないで出世する方法〜」の主演を務めるなど、幅広い分野にて活動を展開している。

プレゼント

西川貴教さん主演のミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード―努力しないで出世する方法」のサイン入りパンフレット(5名様)

◆応募方法は県民サロンをご覧ください


◆この新春対談はびわ湖放送でご覧いただけます。(手話通訳付)
〈放送日時〉1月5日(土曜日)18:00〜18:30、1月13日(日曜日)11:00〜11:30(再放送)

このページのトップに戻る