ホーム > 県政eしんぶん > 2009年9月17日号 > 琵琶湖博物館水族トピック展示天然記念物「アユモドキ」の幼魚を展示しています

提供日:2009年9月17日
琵琶湖博物館では、今年繁殖した希少淡水魚の稚魚を水族トピック展示として紹介します。今回は、現在では琵琶湖淀川水系と岡山県内の限られた河川にだけに生息するアユモドキの幼魚を展示します。アユモドキは河川やそれにつながる水路などに生息し、日中は岩陰などに隠れていますが、夜間などに活発に行動します。全長で15cmほどになる、ドジョウ科の魚です。産卵期は6〜7月で、田植えのすんだ水田などに入り込んで産卵します。最近では、農地の改良工事がすすみ、水路から侵入することのできる田んぼが減少したため、生息数が著しく減少していると考えられています。滋賀県でも近年、本種の生息に関する情報はありません。現在、環境省のレッドリスト(日本の絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)では絶滅危惧1A類、滋賀県のレッドリスト(滋賀県で大切にすべき野生生物)では絶滅危惧種とされています。
今回展示する魚は、今年の6月に人工授精により繁殖した69尾のうち、全長2〜3cmに成長した30尾です。この機会に、天然記念物のアユモドキの幼魚をご覧いただき、身の回りの自然について考えていただければ幸いです。
平成21(2009)年9月11日(金)〜10月4日(日)
琵琶湖博物館水族展示室・ふれあい体験室前のトピック展示水槽
常設展示観覧料でご覧いただけます。
アユモドキの幼魚(全長約30mm)