平成15年度施策評価>施策評価の実施結果

施策評価の実施結果

 

1 実施結果の概要

(1) 実施対象施策・事業数
  1. 基本施策     145本 (14年度  139本)
  2. 個別事業   1,175事業(うち再掲事業85事業)
    (14年度1,121事業 うち再掲事業83事業)
(2) 基本施策の評価
145本の基本施策について評価を行いました。成果についての評価は次のとおりです。
  基本
施策数
設定した
成果指標
成果指標の達成度の評価
関連する
ベンチマーク数
くらし安心県 38 107 7 77 13 0 10 63
環境こだわり県 17 34 4 16 7 0 7 31
たくましい経済県 39 98 9 70 17 1 1 48
自治と教育・文化の創造県 43 83 16 55 9 0 3 46
基本姿勢 8 17 0 10 0 0 7 2
合   計
145 339 36 228 46 1 28 190
(構 成 比)
100.0% 10.6% 67.2% 13.6% 0.3% 8.3%
成果指標の達成度の評価
  目標を十分達成している。
  指標数値の伸びは順調であり、今後達成できる見込みが十分ある。
  現在の達成度は低いが、改善を加えることにより目標年度における達成は可能である。
  現在の達成度は低く、目標達成には根本的な見直しが必要である。
  達成度の評価が困難。

 基本施策の成果を評価するために各基本施策ごとに最大5つの「成果指標」を設定することとしていましたが、おおむね2つ程度設定されています。
 成果指標の目標達成度の評価は、「A」(目標を十分達成している)が10.6%、「B」(指標数値の伸びは順調であり、今後達成できる見込みが十分ある)が67.2%、「C」(現在の達成度は低いが、改善を加えることにより目標年度における達成は可能である)が13.6%、「D」(現在の達成度は低く、目標達成には根本的な見直しが必要である)が0.3%となっており、AとBとで全体の8割弱となっています。
(3) 個別事業の評価
 各基本施策を構成する1175の個別事業について、事業ごとに事業を実施する必要性の確認、効果性・効率性などを評価しました。
  1. 県が事業を実施する必要性

    ・公共部門が関与する理由
     
    公共財的性格を持つ財・サービスの供給
    価格付けを行えない財・サービスの供給
    財・サービスについて市場取引が成立しない場合
    市場参加者が大きな独占力を持っている場合
    公平の確保を図るための施策
    その他
    *1
    合 計
    15年度実績
    210
    542
    79
    4
    148
    192
    1,175
    (構成比)
    17.9%
    46.1%
    6.7%
    0.3%
    12.6%
    16.4%
    100%

    *1:「その他」の内訳 (内訳の一覧はこちらです。)
     
    法等に基づく
    県の計画に基づく
    県の内部事務
    協働で取り組むべき課題
    県が率先
    その他
    合 計
    15年度実績
    41
    9
    16
    22
    65
    39
    192
    (全体構成比)
    3.5%
    0.8%
    1.4%
    1.9%
    5.5%
    3.3%
    16.4%

    ・県が関与する理由
     
    広域に渡るもの
    市町村に関する連絡調整に関するもの
    規模または性質において一般の市町村が処理することが適当でないと認められるもの
    その他
    *2
    合 計
    15年度実績
    762
    7
    244
    162
    1,175
    (構成比)
    64.8%
    0.6%
    20.8%
    13.8%
    100%

    *2:「その他」の内訳 (内訳の一覧はこちらです。)
     
    法等に基づく
    県の計画に基づく
    県の内部事務
    県が設置主体
    県が率先
    その他
    合 計
    15年度実績
    40
    15
    32
    24
    29
    22
    162
    (全体構成比)
    3.4%
    1.3%
    2.7%
    2.0%
    2.5%
    1.9%
    13.8%

    ・根拠法令の有無
     
    合 計
    15年度実績
    337
    838
    1,175
    (構成比)
    28.7%
    71.3%
    100%

     今年度より、県が事業を実施する必要性を記述するようにしています。「公共部門が関与する理由」では、「価格付けを行えない財・サービスの供給」が46.1%となっています。
     「県が関与する理由」では、「広域にわたるもの」が64.8%となっています。
     「根拠法令の有無」は、約30%の事業が「有り」となっています。

  2. 効果性の評価

     
    評 価 結 果
    合計
    15年度実績 212 766 75 3 119 1,175
    (構成比)
    18.0% 65.2% 6.4% 0.3% 10.1% 100%
    昨年度実績 233 702 44 4 138 1,121
    (構成比)
    20.8% 62.6% 3.9% 0.4% 12.3% 100%
    効果性の評価
    目標値を達成するなど、十分な効果が現れている。
    指標数値の伸びは順調であり、概ね期待した効果が上がってきている。
    現在の効果は十分に上がっていないが、改善を加えることにより目標年度における効果の達成は可能である。
    期待した効果が上がらず、根本的な見直しが必要である。
    効果性の評価が困難。

  3. 効果性の評価

     
    評 価 結 果
    合計
    15年度実績 247 807 17 0 104 1,175
    (構成比)
    21.0% 68.7% 1.4% 0% 8.9% 100%
    昨年度実績 297 689 14 0 121 1,121
    (構成比)
    26.5% 61.5% 1.2% 0% 10.8% 100%
    効率性の評価
    効率的である。
    概ね効率的だが、さらに効率的となるよう事業手法を検討する必要がある
    効率的とは言い難く、さらに状況を見極め、他の手法を検討する必要がある。
    非効率的であり、根本的な事業手法の検討の必要がある。
    効率性の評価が困難。

     個別事業の効果性については、「A」(十分な効果が現れている)が18.0%、「B」(概ね期待した効果が上がってきている)が65.2%となっており、AとBとで全体の83.2%を占めています。
     効率性については、「A」(効率的である)と「B」(概ね効率的だが、さらに効率的となるよう事業手法を検討する必要がある)が全体の89.7%を占めています。
     なお、平成15年度新規事業など、効果性や効率性の評価が困難なため評価をしていないものもそれぞれ10.1%、8.9%あります。

  4. 滋賀らしさ

     
    合 計
    15年度実績
    612
    563
    1,175
    (構成比)
    52.1%
    47.9%
    100%
    昨年度実績
    579
    542
    1,121
    (構成比)
    51.7%
    48.3%
    100%
    滋賀らしさが出た事業
    滋賀らしさという観点とは切り離して実施している事業

     効果性や効率性という観点だけでは測りきれない、「滋賀ならではの特性」といった視点から「滋賀らしさ」について評価しています。「◎」(滋賀らしさが出た事業)が全体の半数を少し上回っています。

  5. 環境への配慮

     
    合 計
    15年度実績
    512
    663
    1,175
    (構成比)
    43.6%
    56.4%
    100%
    昨年度実績
    472
    649
    1,121
    (構成比)
    42.1%
    57.9%
    100%
    環境への配慮を実施
    環境への配慮を特に実施していない

     事業を実施するうえでの環境への配慮の評価を行っています。4割強の事業で「◎」(環境への配慮を実施)と評価しています。

 外部委員による評価の実施


 今年度は、43の基本施策とそれに関連する277の個別事業を対象に、滋賀県行政経営改革・施策評価委員会専門部会において外部委員による評価を実施しました。
 専門部会の構成は次のとおりです(敬称略、○は部会長)。
[第一部会(くらし安心県づくり)]
新川 達郎
同志社大学大学院総合政策科学研究科教授(行政学)
板山 きよ美
(特定非営利法人)びぃめ〜る企画室理事
岸田 金子
(公募委員)
中西 健
せんだん保育園園長

[第二部会(環境こだわり県づくり)]
長澤 潔
税理士
伊東 真吾
(有)ひのでやエコライフ研究所研究主任
志賀 文昭
(株)しがぎん経済文化センター経済リサーチ部部長・主席研究員
平山 奈央子
滋賀県立大学環境科学部

[第三部会(たくましい経済県づくり)]
疋田 吉美
公認会計士
浅野 令子
SCCJ(日本サスティナブル・コミュニティ・センター)事務局長
中本 悦子
エマ産業(株)専務取締役
丸橋 秀美
(公募委員)

[第四部会(自治と教育・文化の創造県づくり)]
秋山 義則
滋賀大学経済学部教授(財政学)
長上 深雪
龍谷大学社会学部教授(社会福祉)
谷口 浩志
滋賀文化短期大学助教授・たかしま六郷塾塾長
辻本 宏雄
(公募委員)
 各基本施策に対していただいたご意見は、基本施策評価表の「外部委員の評価」欄に記載しています。また、本県の施策評価システムの改善についていただいたご意見はこちらです。

3 評価結果の活用


 限られた財源の中でいかに効果的な施策や事業を展開すべきかという観点から、平成16年度予算編成に活かすよう努めていきます。

4 今後の施策評価について


 施策評価の手法については、なお、検討すべき課題が多くあります。滋賀県行政経営改革・施策評価委員会での、施策評価システムのあり方や評価の手法に関するご意見を踏まえて評価手法の改善を行うとともに、各方面からの意見をいた だきながら、さらにシステムの充実、改善を図ってまいります。
 特に、県では現在、「滋賀県中期計画」(平成15年10月策定)の目標達成に向けた施策、事業の重点化や施策評価を踏まえて、現場に近い各部局で柔軟に予算編成を行うといった新しい行政運営モデルの構築を進めており、その中で施策評価システムの改善についても検討してまいります。