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滋賀県水産試験場では外来魚( オオクチバス,ブルーギル )を捕獲駆除するための漁具・漁法の開発や改良を行っています。
また、在来魚を活用し外来魚の繁殖を抑制するといった捕獲とは異なる駆除方法の検討も行っています。
外来魚の主な生息場所である水草帯で外来魚を効率的に捕獲するため、海での「エビこぎ網」を参考に作製したものです。現在、琵琶湖南湖では夏から秋にかけて水草が多量に繁茂するため、刺網などの漁具が設置しにくく外来魚の駆除が進みにくい状況にあります。また、刺網では外来魚の稚魚を捕獲することができません。そこで、水草帯上でも網の形を崩すことなく安定して曳網でき、さらに稚魚も捕獲できるこのトロール網を用いることによって、外来魚駆除の効率化を図ることができます。
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| ビームトロールの外観 | ビームトロールの曳網風景 | ビームトロールを 3 分間曳網した際の漁獲魚 |
ドーム型のカゴ網の上部を格子状遮光シートで覆ったカゴ網です。外来魚が物陰にあつまる性質を利用したもので、通常の餌で誘引するカゴ網よりも効率的に外来魚を捕獲することができます。また、フナなどの在来魚の混獲が少ないという特徴もあります。カゴ網の入り口通路は中へ入った外来魚が逃げ出しにくい構造になっています。産卵期に沿岸部に集まる外来魚の親魚に特に効果的です。
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| 遮光型カゴ網 | 遮光型カゴ網の設置 |
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| 遮光型カゴ網での外来魚の捕獲 | 捕獲された外来魚 |
ブルーギルの繁殖を抑制するために、在来魚を活用した方法を検討しています。コイやニゴロブナは、ブルーギルの産卵床を撹拌する行動がみられ、ホンモロコでは産卵床に産みつけられた卵や仔魚をついばむ行動がみられるなど、3 種の在来魚はブルーギルの繁殖抑制に有効であると考えられます。
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| ブルーギル産卵床付近を撹拌するコイ | 産卵床の卵をついばむホンモロコ | 産卵床を囲むホンモロコ |
琵琶湖では毎年 400 トンを超える量の外来魚が駆除されています。その事業の効果を調べるために毎年、外来魚の生息量を推定しています。まだまだ精度は良くないと思いますが、平成 18 年 4 月時点でのオオクチバスとブルーギルを合わせた生息量は、およそ 1700 トンで、前年度より約 100 トン減らせたものと推定しました。