第3回滋賀県動物愛護管理推進計画検討委員会議事録(概要)
- 日時:平成20年1月21日(月曜日)午後2時から4時30分
- 場所:県庁合同庁舎7A会議室
- 議事内容:滋賀県動物愛護管理推進計画について
- 出席委員(五十音順、敬称略)
安藤實、尾形庭子、奥野卓司、迫部由香、園さやか、瀧健二、谷達雄、土井ゆかり、野村大輔、濱崎元弥、福山忠雄、山脇義寛
議事
計画の素案に対して、各委員から以下のような意見をいただいた。
計画の基本方針について
- 計画の基本方針としては、「飼養者・事業者の責務の徹底」が一番にくるのではなく、「動物の愛護管理の普及啓発」を一番に持ってくるべきではないですか?一番大事なのは、これを県民にいかに普及啓発するということではないでしょうか。
(事務局)
国の基本方針の組み立ては「動物愛護の普及啓発」が一番にきていますが、県では、あえて「飼養者・事業者の責務の徹底」を一番に持ってきました。
動物の飼育によるトラブルを解消するため、県としてはこの徹底が一番であると考えました。
- 計画期間は10年ですが、タイムスケジュールはどうなるのですか?
(事務局)
毎年の実行計画と10年間のタイムスケジュールは別途作成する予定です。
- 計画策定の背景の部分に「人と動物の共生」という言葉がどこかに入らないですか。
- 動物愛護管理計画ですが、人と動物の関係というものが大事であり、動物を飼っている人にとっての施策だけでなく、飼っていない人に対する啓発、飼っていない人の権利を守るということも必要であると思います。
適正飼養・終生飼養の普及について
- 外来生物に指定されている動物の届出はどれぐらいあるのですか?飼養されている動物として把握する必要があるのではないですか?
(事務局)
外来生物法に係る事務は自然環境保全課で行っています。また、外来生物の飼養許可は環境省が直接行っているので、こちらでは把握できていません。
- 咬傷犬、苦情件数の表について、件数だけでは現状を表しているとは言えないのではないでしょうか。背景がもう少しわかった方が具体的な施策は立てやすいのでは?
(事務局)
確かに、苦情件数の推移の数字だけでは多い少ないの傾向を表していないと思います。収容頭数は減ってきていますので、野犬や放し飼いは少なくなっています。
- 「関係機関、団体との連携」とあるが、狩猟犬の場合、団体の直接の所管は自然環境保全課なので、そことも連携が必要ではないでしょうか。具体的にどのような連携を考えているのですか?
(事務局)
危害防止の面からは事故の再発防止について、関係団体と共同で講習会を開催する等の連携も考えられます。
- 「咬傷犬の検診と再発防止のための飼育指導」とは、具体的にどういう指導をするのですか?原因を分析した上で指導するのでしょうか?
(事務局)
動物保護管理センターが、飼育者からどういう状況で事故が起きたのか聞き取り、飼養状況を確認して飼養者にアドバイスします。
- 咬まれた人の方にも原因がある場合もあるのではないでしょうか?飼養者だけではなく、咬まれた人に対する啓発も必要ではないですか?
- 動物を飼っていない人も動物に関する知識を持つ必要があるということを盛り込んでほしいと思います。
- 飼えなくなった動物の飼い主を捜すネットワークづくりについて、不特定の人同士がやりとりをすると逆にトラブルが増えるのではないでしょうか。県や獣医師会など、第三者のチェックが必要ではないかと思います。
- この計画にはどれだけ地域性があるか、社会的な背景を取り入れているかが気になります。たとえば引き取り理由で一番多い「世話をする人がいない」というのは、高齢者が増えているせいなのでしょうか。できるだけ精査して、県独自の施策を入れてほしいです。
- 狂犬病予防対策の課題の中に、正確な登録頭数を把握するための、市町への変更や死亡届の提出の啓発が抜けているのではないでしょうか。犬の登録、狂犬病予防注射の徹底は重要な課題です。
(事務局)
御意見について、できるだけ記載する方向で検討します。
動物愛護推進員について
- 動物愛護推進員について、少しだけ触れられていますが、今までの施策にも絡んで、地域の方や関係団体との連携を行う上でも、動物愛護推進員の積極的な活用が重要と考えます。推進員についてもう少し具体的に記載した方がよいのでは?
(事務局)
滋賀県ではまだ動物愛護推進員を委嘱した実績がないので、何人ぐらいで何をしてもらうという明確な記載ができません。
地域に自発的に活動をしてくださる人がいなければ、計画の推進はうまくいかないと考えています。
- 動物愛護推進員が具体的に何をするのかわかりません。行政が組織し、適正な知識を広めてもらうということをまず決めて、それから各施策を実施する必要があります。
- 一般の者が、ほかの飼い主に糞の処理等について意見できません。地域のしつけ方教室など、地域に密着して、飼い主に身近に感じられるようなことをしてほしいと思います。
- 動物愛護推進員は、地域と一番つながりがある自治会や、自治会をよく知っている市町と連携しないとうまくいかないのではないでしょうか。
(事務局)
動物愛護推進員の活動は、地域と密着する必要があると考えています。動物保護管理センターが中心になって展開することになりますが、地域との距離をどう縮めていくかが課題と考えています。
動物取扱業の適正化について
- 動物取扱責任者講習会について、業種ごとの講習会は開催できないでしょうか。
(事務局)
現時点では、各業種ごとに講習会の内容を変えるのは困難ですが、方法は検討していく必要があると考えています。
- 事業者の表彰制度について、「関係事業者団体との連携」という記載をしてもらえませんか。また、動物取扱業者に対し、パンフレットの作成等の支援をしてほしいです。
- 無登録業者の摘発や、業者の実態を把握した上での指導というのも課題ではないでしょうか。
(事務局)
無登録業者の摘発等について、検討します。
動物の返還・譲渡の推進について
- 「動物の返還・譲渡の推進」について、何かほかにわかりやすい表現がないでしょうか。
(事務局)
できるだけ法律用語や専門用語はわかりやすくしたいと考えていますが、なかなか代替えの言葉が見つかりません。
動物愛護意識の普及啓発について
(事務局)
具体的には触れていませんが、教育機関・獣医師会との連携のもと、啓発事業をしていきたいと考えています。
- 滋賀県では補助犬や盲導犬の普及があまりできていないのですか?
(事務局)
補助犬法を所管している障害者自立支援課とも連携して、制度を周知していくことも必要と考えています。
関係者間の協力体制の構築
- 関係団体とは違うかもしれませんが、愛護団体はどういう立場になるのですか?
(事務局)
今のところ、県内には動物愛護団体として法人化された組織はなく、連携もありませんが、これから考える必要があると思っています。
(事務局)
災害時の対策としても、犬の登録状況や動物の多頭飼養施設の把握は重要と考えています。
その他
- 飼い主のいないねこの対応について対応を迫られています。ねこの適正飼養についてもう少し記載してもらえませんか。
(事務局)
記載する方向で検討します。

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