保健機能食品制度

保健機能食品とは?

 保健機能食品は、特定保健用食品及び栄養機能食品の2種類の類型からなり(概要図参照)、それぞれに独自の表示をすることを可能とするものです。

(1)特定保健用食品
 (個別許可型)
特定の保健の用途に資することを目的とし、健康の維持、増進に役立つ又は適する旨を表示することについて、厚生労働大臣により許可又は承認された食品です。
(2)栄養機能食品
 (規格基準型)
高齢化、食生活の乱れ等により、その人にとって不足しがちな栄養成分の補給、補完に資することを目的とした食品です。
その食品から1日当たりに摂取することとなる栄養成分の量について一定の基準を満たす場合、その栄養成分の機能に関し一定の表示を行うことが可能となるものです。

保健機能食品の概要図

医薬品(薬事法)
医薬品 医薬部外品
食品(食品衛生法)
保健機能食品

特定保健用食品
(個別許可型)

栄養機能食品
(規格基準型)

一般食品

 

いわゆる
健康食品

保健機能食品の表示

 保健機能食品は、許可等を受けた特定の保健の目的に関する表示や栄養成分の機能に関する表示以外にも、下表に示す事項を表示しなければならないこととされています。
 さらに、保健機能食品ではない一般の食品については、保健機能食品と紛らわしい名称を用いたり、栄養成分の機能や特定の保健の用途に適する旨の表示をすることが禁止されています。

特定保健用食品

栄養機能食品

(1)保健機能食品(特定保健用食品)である旨
(2)栄養成分量及び熱量
(3)1日当たりの摂取目安量
(4)摂取方法
(5)摂取をする上での注意事項
(6)1日当たりの栄養所要量に対する充足率
(関与成分が栄養所要量の定められた成分である場合)

(1)保健機能食品(栄養機能食品)である旨
(2)栄養成分量及び熱量
(3)1日当たりの摂取目安量
(4)摂取方法
(5)摂取をする上での注意事項
(6)1日当たりの栄養所要量に対する充足率
(7)厚生労働省による個別審査を受けたものではない旨
栄養機能食品の基準

 栄養機能食品と称して販売するには、栄養機能食品の規格基準(「1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量」の上限値・下限値)に適合するとともに、当該栄養成分について栄養機能の表示を行う場合には、次に示す「栄養機能表示」に併せて、当該栄養機能表示それぞれに対応する「注意喚起表示」を表示しなければならない。

栄養成分

1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量の上限値・下限値

栄養機能表示 注意喚起表示
亜鉛 3mg〜15mg 亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。
亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。亜鉛の摂りすぎは、銅の吸収を阻害するおそれがありますので、過剰摂取にならないよう注意してください。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。
カルシウム 250mg〜600mg カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
4mg〜10mg 鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。
0.5mg〜5mg 銅は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
銅は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。
マグネシウム 80mg〜300mg マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。
マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。多量に摂取すると軟便(下痢)になることがあります。1日の摂取目安量を守ってください。乳幼児・小児は本品の摂取を避けてください。
ナイアシン 5mg〜15mg ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
パントテン酸 2mg〜30mg パントテン酸は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビオチン 10μg〜500μg ビオチンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンA注) 180μg〜600μg
(600IU)〜(2,000IU)
ビタミンAは、夜間の視力の維持を助ける栄養素です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないよう注意してください。
ビタミンB1 0.3mg〜25mg ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚と粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。
ビタミンB2 0.4mg〜12mg ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB6 0.5mg〜10mg ビタミンB6は、たんぱく質からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
ビタミンB12 0.8μg〜60μg ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です。
ビタミンC 35mg〜1,000mg ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
ビタミンD 0.9μg〜5.0μg
(35IU)〜(200IU)
ビタミンDは、腸管のカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
ビタミンE 3mg〜150mg ビタミンEは、抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
葉酸 70μg〜200μg 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素です。葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。本品は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量摂取により胎児の発育が良くなるものではありません。

注)ビタミンAの前駆体であるβ−カロチンについては、ビタミンA源の栄養機能食品として認めるが、その場合の上限値は3,600μg、下限値1,080μgとする。また、ビタミンAの前駆体であるβ−カロチンについては、ビタミンAと同様の栄養機能表示を認める。この場合、「妊娠3ヶ月以内又は妊娠を希望する女性は過剰摂取にならないように注意してください。」旨の注意喚起表示は、不要とする。

保健機能食品の詳細については、「保健機能食品制度に関する質疑応答集」をご覧下さい。