ホーム > 組織から探す > 琵琶湖環境部 > 自然環境保全課 > ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー > 自然観察フィールドの紹介 > 小谷山〜豊かな緑の中で自然、歴史、森林浴を満喫〜
小谷山は、湖北町と長浜市東北部にまたがって位置し、草野川層群の中・下位の粘板岩を主とする高山層と上位のチャートを主とする小谷山層からなる小谷山地塊を形成しています。そして、最高峰の大嶽(495.1m)から大きな尾根が3本でており、そのうち2本の尾根は中腹部から南に延びる清水谷を隔てて東側と西側に南に並行して延びています。こうした山の連なる尾根と谷筋の地形を生かしていくつもの廓や石垣、土塁を配し、難攻不落の山城ができています。
この小谷山の山腹斜面一帯は、かつては立派なアカマツ林で被われていましたが、松くい虫の影響で多くのアカマツが枯れてしまったため、本来のアカマツ林とは様相が違ってきています。高木層にアカマツとコナラがそれぞれ優占していたり、混交していたり、またコナラ、タカノツメ、クリなどの落葉広葉樹が優占したりしています。これらの二次林に出現する植物はほとんど共通していて、かつてのアカマツ林を構成していたヤマウルシ、モチツツジ、ネジキ、シャンボ、リョウブ、ホツツジ、ウスノキ、コバノミツバツツジ、シャシャンボ、ヒサカキ、コシダ、ナツハゼなどです。
金吾丸跡から山頂の大嶽城跡までの登山コースは、そのまま自然観察コースなっており、戦国時代にロマンをはせ、森林浴をしながらすばらしい自然観察ができます。山王丸跡までの城跡登山コース周辺では、コナラ、イヌシデ、エゴノキ、イロハモミジ、クリ、ウリカエデなどの落葉広葉樹林のなかでササユリ、チゴユリ、ヤブコウジ、ヤブランなどの植物が観察できます。山頂付近では、アズキナシ、ウリハダカエデ、タカノツメ、コシアブラ、ナナカマドなどの落葉広葉樹が目立ち、かなりの大径木も生育しています。
清水谷の登山道では、サワガニ、カワゲラなどの水生生物やシオヤトンボ、サラサヤンマ、ベニシジミ、ツバメシジミ、スジグロモンシロチョウなどの昆虫類、などが観察できます。また、小谷山では、サシバ、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、エナガ、ヒガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、ウグイス、ヤブサメ、ホオジロ、カケス、イカルなど、多くの野鳥の声を聞いたり見たりすることができます。
小谷寺西側の登山口からは、東側の尾根筋に沿ってとりでの一つ金吾丸跡までは車で登れます。そこからは徒歩で番所跡、御馬屋敷跡、桜馬場跡と登り、大広間や本丸跡をとおって、さらに中丸跡、京極丸跡、小丸跡と進み、山王丸跡まで登りつめます。そして、すぐに急な坂道を150mほど下りますと、清水谷と合流する鞍部になり六坊跡がありますが、鞍部から山頂の大嶽城跡までは急な登り道となっています。・北陸自動車道長浜I.C.から車で約15分
・JR北陸線河毛駅から徒歩約40分
・小谷城戦国歴史資料館(火曜日休館、開館時間9:00〜17:00) TEL 0749-78-2320
・湖北町役場まちづくり課 TEL 0749-78-8350
文・写真 小林 圭介
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| 小谷山全景 | 山頂部斜面の針広混交林 |
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| 山頂部の落葉広葉樹林 | 小谷城址の案内板 |
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| 小谷城址 | |
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| 城址の落葉広葉樹林 | 城址の落葉樹の紅葉 |