私たちの暮らしを支える森林の多面的機能は、かつて森林と人が深く関わり、また林業が活発に行われることにより森林の手入れがされ、その結果として発揮されてきたのです。しかし、現在、様々な社会経済情勢やライフスタイルの変化によって、手入れが行き届かずに荒れた森林が増えています。それらをこのまま放置すれば、森林の多面的機能の低下により、私たちの生活に大きな影響(保水力低下、土砂災害、地球温暖化、生き物の生息環境変化など)を及ぼすことが懸念されます。 このような森林・林業を取り巻く課題を解決するために、滋賀県では次のような取り組みを進めています。
◆多面的な機能が持続的に発揮されるよう、長期的な展望に立ち地域の特性に応じた森林づくり
◆県民の主体的な参画による森林づくり
◆森林所有者、森林組合、県民、事業者および県の適切な役割分担と協働による森林づくり
◆森林づくりを支える人材の確保・育成を図りつつ推進する森林づくり
(1)環境に配慮した森林づくりの推進
(2)県民協働による森林づくりの推進
(3)森林資源の循環利用の促進
(4)次代の森林を支える人づくりの推進
琵琶湖森林づくり条例の理念と基本計画に基づき、琵琶湖と人々の暮らしを支える森林づくりを進めます。手入れ不足森林を解消し、森林の多面的機能を持続的に発揮させるとともに、その恵みを受ける県民全体で森林づくりを進めようというものです。具体的には、次の2つの森林づくり事業の両輪によって展開します。
(1)従来からの林業振興を中心とするもので、間伐等の森林整備や治山などの防災事業・病虫獣害対策、林道などの基盤整備、森林組合など担い手対策、県産材の積極的利用による森林づくり
(2)木材生産とは異なる新たな視点に立った森林づくり施策として、琵琶湖森林づくり県民税を活用した環境重視と県民協働による森林づくり