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更新日:
2007年3月14日

平成18年度 第1回環境・ほっと・カフェ開催結果

 環境学習のニーズは年々高まり、各学習施設では学校や市民の依頼に応えるのに大変になっている一方、県内では生涯学習の機会などが増えたことから環境学習を受けたもののそれを活かす場のない人が大勢いるという状況があります。そこで、平成18年度の第1回は、ボランティアを求める施設と活動したい市民が、お互いのニーズなどを話し合うことにより、双方のマッチングや、環境学習を支えるネットワークづくりを目指して行いました。

テーマ

はじめよう!地域と人とつながる環境ボランティア〜学習施設と協力してすすめる楽しい活動〜
■日 時 平成18年(2006年)6月25日(日)13時30分〜16時30分
場 所 多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館

■コーディネータ

多賀町立博物館 学芸員 金尾滋史さん
■話題提供者

東近江市能登川博物館 学芸員 山本一博さん

遊林会(河辺いきものの森)事務局 泉浩二さん

■主 催 滋賀県環境学習支援センター
共 催 多賀町立博物館・多賀の自然と文化の館
  
 集まったのは、県内で環境学習を行っている5つの施設と福井県の1 施設の職員、それに施設を自分の活動の場として利用する一般の方や、これから活動をしたいと考えている方、環境NPO/NGOのメンバー、行政職員など約20名。

 コーディネータの金尾滋史さんによる問題提起の後、東近江市能登川博物館学芸員の山本一博さんが能登川博物館の「地域学芸員」制度による博物館運営について、河辺いきものの森を管理する里山保全活動団体「遊林会」の泉浩二さんがボランティアによる里山管理の活動について、それぞれ紹介されました。

「カフェ」ということで、おいしい紅茶やお茶菓子がふるまわれ、ジャズの流れる中、金尾さんのコーディネートで、それぞれの立場の人たちがぶつかっている問題と、その解決のヒントになることが話し合われました。 

はじめに金尾さんが問題提起をされました

参加者一人ひとりが意見を述べあいました

はじめに金尾さんが問題提起をされました。      参加者一人ひとりが意見を述べ合いました。

  

話し合った内容から

 いずれの学習施設でもだいたい共通して抱えている問題は、「ヒト・モノ・カネ・時間が足りない」「ボランティアを活用するためのマンパワーがない」ということ。施設を利用している人が何を求めているのかがわからない、継続して関わってくれる人がいない、若手のメンバーがいないといった課題が出されました。

 そういった問題に対し、施設側はインターネット等を活用した、ボランティアに参加してもらいやすくする積極的な情報提供が必要だという意見や、潜在的なボランティア希望者に対してこまめで人間的なアプローチを続けるべきだという意見が出されました。ボランティアはよく見ているので、職員はボランティアの3倍は働くべきだという意見がありましたが、そんなに働くとボランティアとのふれあいの時間が無くなってしまうという切実な問題も提起されていました。

 そして、施設に必要なのは、ちょっと手伝ってくれる「ボランティアさん」ではなく、主体的にその場に関わるひとりの「人」でないと、うまく動かないようだということが、議論の中からなんとなく見えてきました。

 今回のカフェは何らかの答えを出すためのものではなく、意見交換でお互いに課題を解決するためのきっかけをつくるものでした。そのため、特に結論的なことは出さず、集まった人々でネットワークをつくって情報を共有し合い、今後のよりよい環境学習の場づくりに活かしていきましょう、ということで、締めくくられました。

 


  カフェの終了後、オプショナルツアーとして、金尾さんの案内で多賀町立博物館の裏側見学をさせていただきました。外から普段見えている展示だけではなく、その展示を支えるため、また地域の自然および文化資源を後世に伝えるため、博物館がどのような活動をしているのかがよくわかる、興味深いツアーとなりました。

 

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