琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)では、自然的環境・景観保全にかかる第1期の対策として、ビオトープのネットワークの拠点の確保に関する施策を推進しています。水辺エコトーンマスタープランでは、それらを着実に実施することとします。
なお、水辺エコトーンマスタープランに位置付けられた取り組みを一層効果的なものとするため、水辺エコトーンマスタープランの進捗・効果を適切に把握し、適時適切に施策・事業の持続的な改善に努め、水辺エコトーンマスタープランの見直しを行い、効果を高めつつ推進します。
自然湖岸の保全
ヨシ群落保全条例による保全管理、自然公園など事業
湖岸保全整備事業(ヨシ・湖畔林保全、砂浜保全)
琵琶湖の矢板、コンクリート護岸などの自然護岸化
湖岸保全整備事業(湖岸再生)
河川再生事業(湖岸再生事業)
都市公園事業による動植物に配慮したビオトープ空間の創造
「びわこ地球市民の森」整備事業
新たな湖岸緑地の確保
湖岸緑地整備事業(湖岸緑地再生整備事業)
在来生物の生息空間の確保
沿岸漁場整備開発事業、水産資源保護増殖対策事業、早崎内湖再生
漁場環境保全総合美化推進事業、家棟川ビオトープ整備事業
ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例の拡充
ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例の拡充と市町村景観条例により
景観の形成
自然公園の再整備
自然公園等事業
自然湖岸の再整備
ヨシ群落保全条例による保全管理、自然公園等事業
湖岸保全整備事業(ヨシ・湖畔林保全、砂浜保全)、河川環境整備事業
水産有用種以外の在来種も視野に入れた水産資源保護培養
水産資源保護増殖対策事業、漁場環境保全総合美化推進事業
在来種の保全と外来種の除去の拡充
在来種の保全と外来種の除去の拡充
生物環境アドバイザー制度の拡充
生物環境アドバイザー制度の拡充
自然湖岸機能の再生
湖岸保全整備事業(湖岸再生)、河川再生事業(湖岸再生)
在来生物の生息空間の確保に向けた既存湖岸緑地の再整備
湖岸緑地整備事業(湖岸緑地再生整備事業)
農村地域におけるビオトープの保全整備
農業農村整備事業
農地、水路、ため池の環境保全機能利用の充実
みずすまし構想推進事業、ふるさと水と土保全基金、
中山間地域等直接支払制度
身近な優れた自然環境の保全整備
淡海の自然環境を蘇らせる事業
里山林などの保全整備
造林事業、里山活用地域活動促進事業、郷土の森林保全活動推進事業
河川環境の保全整備
河畔林整備事業、郷土の森林保全活動推進事業
河川改修事業(多自然型川づくり)、自然公園等事業、砂防事業
ビオトープの分断や孤立化の進む湖辺域においては、湖辺域に残るビオトープを有機的に連携し、ビオトープが相互に関連するよう空間的な配置を保つため、湖辺域のビオトープネットワークの形成が重要です。
湖辺域ビオトープネットワークの形成を目指した湖辺域ビオトープ保全・再生の当面の取り組みとして、モデル施策・事業を実施し、そこで得られる様々なデータから、課題や効果的な保全・再生方策などを検討し、それらを順応的管理していきます。
ヨシ群落をはじめとする現存する自然湖岸については、可能な限り保全するとともに、自然の再生力をできるだけ活用して、保全・再生を進めます。
内湖は、内湖本来の生態機能や浄化機能に代表される様々な機能が有ります。特に、ビオトープの拠点として最良の場所について、その機能を保全・再生します。
背後地の連続性に配慮した砂浜やヨシ原など、地域固有の原風景ともいえる湖岸として、湖岸の再自然化を図ります。
木浜地区(守山市)、彦根多景地区(彦根市)、長浜地区(長浜市)など
湖辺域の自然とのふれあいと在来生物の生息・生育空間の確保に、十分配慮した湖岸緑地の整備を進めます。
細江(びわ町)、吉川(中主町)など
農地の環境保全機能などの活用・充実を図ります。
湖西ふるさとみず辺創生モデル事業、 魚のゆりかご水田プロジェクトなど
県民等との協働によるビオトープの拠点の整備を進めます。
びわこ地球市民の森(守山市)、家棟川ビオトープ(中主町)など
豊かで多様性に富んだ琵琶湖の生態系の維持・保全を図るとともに、外来種の駆除など水産資源の安定確保を図ります。
在来種の種苗放流、外来種駆除促進対策など
堤脚水路機能検討調査、内湖機能評価調査、早崎内湖ビオトープネットワーク検討調査、内湖の生物多様性維持機構の解明
琵琶湖生態系修復に関する研究など
子どもたちによる学校ビオトープづくりは、生態系の保全活動の底辺を広げ、点在する学校間でのビオトープネットワークの展開が期待できるとともに、野生生物に直接ふれあうことにより、自然の仕組みを体験し、いのちの大切さを学ぶことができます。さらに、学校ビオトープは、単に学校だけでなく、地域住民の理解と協力が必要となります。その広がりは、地域一体の取り組みとして、地域のコミュニティの形成が期待されています。
このため、学校ビオトープを積極的に活用した活動に取り組んでいる学校の実践事例をモデル事業として紹介し、そこで得られるノウハウや課題などを生かし、湖辺域全体での望ましい学校ビオトープの活動が図られることを目指していきます。