ホーム > 組織から探す > 琵琶湖政策課 > 水辺エコトーンマスタープラン 第6章 湖辺域ビオトープの保全・再生施策の展開

更新日:
2007年9月18日

水辺エコトーンマスタープラン

第6章 湖辺域ビオトープの保全・再生施策の展開

 第1節 湖辺域ビオトープ保全・再生の関連事業・施策

琵琶湖総合保全整備計画(マザーレイク21計画)では、自然的環境・景観保全にかかる第1期の対策として、ビオトープのネットワークの拠点の確保に関する施策を推進しています。水辺エコトーンマスタープランでは、それらを着実に実施することとします。

なお、水辺エコトーンマスタープランに位置付けられた取り組みを一層効果的なものとするため、水辺エコトーンマスタープランの進捗・効果を適切に把握し、適時適切に施策・事業の持続的な改善に努め、水辺エコトーンマスタープランの見直しを行い、効果を高めつつ推進します。

ビオトープのネットワークの拠点の確保

自然湖岸の保全
ヨシ群落保全条例による保全管理、自然公園など事業
湖岸保全整備事業(ヨシ・湖畔林保全、砂浜保全)

琵琶湖の矢板、コンクリート護岸などの自然護岸化
湖岸保全整備事業(湖岸再生)
河川再生事業(湖岸再生事業)

都市公園事業による動植物に配慮したビオトープ空間の創造
「びわこ地球市民の森」整備事業

新たな湖岸緑地の確保
湖岸緑地整備事業(湖岸緑地再生整備事業)

在来生物の生息空間の確保
沿岸漁場整備開発事業、水産資源保護増殖対策事業、早崎内湖再生
漁場環境保全総合美化推進事業、家棟川ビオトープ整備事業

ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例の拡充
ふるさと滋賀の風景を守り育てる条例の拡充と市町村景観条例により
景観の形成

自然公園の再整備
自然公園等事業

自然湖岸の再整備
ヨシ群落保全条例による保全管理、自然公園等事業
湖岸保全整備事業(ヨシ・湖畔林保全、砂浜保全)、河川環境整備事業

水産有用種以外の在来種も視野に入れた水産資源保護培養
水産資源保護増殖対策事業、漁場環境保全総合美化推進事業

在来種の保全と外来種の除去の拡充
在来種の保全と外来種の除去の拡充

生物環境アドバイザー制度の拡充
生物環境アドバイザー制度の拡充

自然湖岸機能の再生
湖岸保全整備事業(湖岸再生)、河川再生事業(湖岸再生)

在来生物の生息空間の確保に向けた既存湖岸緑地の再整備
湖岸緑地整備事業(湖岸緑地再生整備事業)

農村地域におけるビオトープの保全整備
農業農村整備事業

農地、水路、ため池の環境保全機能利用の充実
みずすまし構想推進事業、ふるさと水と土保全基金、
中山間地域等直接支払制度

身近な優れた自然環境の保全整備
淡海の自然環境を蘇らせる事業

里山林などの保全整備
造林事業、里山活用地域活動促進事業、郷土の森林保全活動推進事業

河川環境の保全整備
河畔林整備事業、郷土の森林保全活動推進事業
河川改修事業(多自然型川づくり)、自然公園等事業、砂防事業

住民参加など

  • ラムサールネットワークづくり
  • 参加型資料収集を含む博物館資料整備事業
  • フィールドレポーター制度など参加型調査を含む博物館交流・サービス事業
  • 住民参加型情報事業を含む琵琶湖生命文化複合体エンサイクロペディアの開発
  • 交流の場としての博物館展示事業
  • 淡海エコツーリズム推進事業

調査・研究

  • 生き物総合調査
  • 低酸素化に伴う生態系の変化の解明
  • 琵琶湖を広域、長時間の時空間に位置付けた上での湖と人との関わりの歴史に関する研究
  • 琵琶湖生態系、琵琶湖の環境の変遷、人間活動の影響に関する研究
  • 人為的自然環境の成立過程、自然と人との相互作用に関する研究
  • 参加型調査を含む、博物館資料や情報の収集、整理、保管、利用に関する研究
  • 「湖と人間」の関わりをテーマとし、その成立現状、あるべき姿を追求する研究
  • イヌワシ・クマタカ保護指針の策定
  • 野生生物生息状況調査
  • 野生生物保全対策事業
  • 景観形成推進調査費
  • 琵琶湖総合保全調査事業
  • 固有魚復活対策調査
  • 沿岸帯機能修復研究、外来魚資源抑制研究など
  • 生態系保全型水田整備推進事業
  • 早崎内湖ビオトープネットワーク検討調査事業
  • 内湖の生物多様性維持機構の解明
  • 生態系保全手法の確立
  • 琵琶湖生物・環境調査
  • 堤脚水路機能検討調査
  • 魚のゆりかご水田プロジェクト

 第2節 湖辺域ビオトープ保全・再生モデル事業の推進

ビオトープの分断や孤立化の進む湖辺域においては、湖辺域に残るビオトープを有機的に連携し、ビオトープが相互に関連するよう空間的な配置を保つため、湖辺域のビオトープネットワークの形成が重要です。

湖辺域ビオトープネットワークの形成を目指した湖辺域ビオトープ保全・再生の当面の取り組みとして、モデル施策・事業を実施し、そこで得られる様々なデータから、課題や効果的な保全・再生方策などを検討し、それらを順応的管理していきます。

1.ビオトープ拠点の保全・再生モデル事業

1.自然湖岸の保全・再生

ヨシ群落をはじめとする現存する自然湖岸については、可能な限り保全するとともに、自然の再生力をできるだけ活用して、保全・再生を進めます。

  • ヨシなどの植栽
    新浜町(草津市)、木浜町(守山市)、北山田(草津市)、桂、深清水(今津町)、長命寺、牧、大房(近江八幡市)、針江(新旭町)、津田江(草津市)、野田(近江八幡市)、丁野木(びわ町)、世継(近江町)地先など
  • 自然湖岸の保全・再生
    木の岡(大津市)など
2.内湖機能等の保全・再生

内湖は、内湖本来の生態機能や浄化機能に代表される様々な機能が有ります。特に、ビオトープの拠点として最良の場所について、その機能を保全・再生します。

  • 内湖の再生
    旧早崎内湖(湖北町、びわ町)など
  • 内湖の浚渫
    西の湖(近江八幡市、安土町)、殿田川内湖(大津市)、平湖柳平湖(草津市)、木浜内湖(守山市)など
3.琵琶湖の人工湖岸(矢板、コンクリート湖岸など)の自然湖岸化

背後地の連続性に配慮した砂浜やヨシ原など、地域固有の原風景ともいえる湖岸として、湖岸の再自然化を図ります。
木浜地区(守山市)、彦根多景地区(彦根市)、長浜地区(長浜市)など

4.湖岸緑地の確保

湖辺域の自然とのふれあいと在来生物の生息・生育空間の確保に、十分配慮した湖岸緑地の整備を進めます。
細江(びわ町)、吉川(中主町)など

5.水田(湖辺の農村地域)におけるビオトープの保全・再生

農地の環境保全機能などの活用・充実を図ります。
湖西ふるさとみず辺創生モデル事業、 魚のゆりかご水田プロジェクトなど

6.生態系に配慮したビオトープ空間の創造

県民等との協働によるビオトープの拠点の整備を進めます。
びわこ地球市民の森(守山市)、家棟川ビオトープ(中主町)など

7.在来種の保全と外来種の除去

豊かで多様性に富んだ琵琶湖の生態系の維持・保全を図るとともに、外来種の駆除など水産資源の安定確保を図ります。
在来種の種苗放流、外来種駆除促進対策など

8.生態系に関する調査研究

堤脚水路機能検討調査、内湖機能評価調査、早崎内湖ビオトープネットワーク検討調査、内湖の生物多様性維持機構の解明
琵琶湖生態系修復に関する研究など

2.湖辺域学校ビオトープモデル事業

子どもたちによる学校ビオトープづくりは、生態系の保全活動の底辺を広げ、点在する学校間でのビオトープネットワークの展開が期待できるとともに、野生生物に直接ふれあうことにより、自然の仕組みを体験し、いのちの大切さを学ぶことができます。さらに、学校ビオトープは、単に学校だけでなく、地域住民の理解と協力が必要となります。その広がりは、地域一体の取り組みとして、地域のコミュニティの形成が期待されています。

このため、学校ビオトープを積極的に活用した活動に取り組んでいる学校の実践事例をモデル事業として紹介し、そこで得られるノウハウや課題などを生かし、湖辺域全体での望ましい学校ビオトープの活動が図られることを目指していきます。

▲ このページのトップに戻る