ホーム > インターネット知事室 > 県民のみなさまとの対話 > 知事との対話 〜防災の現場を訪ねて〜 平成23年11月6日
- 更新日:
- 2011年12月9日


第1回 グリーンハイツ北町自治会館のみなさん
平成23年11月6日 草津市川原2丁目 グリーンハイツ北町自治会館
グリーンハイツ北町は草津市の川原にある、約30年前に開発された住宅街で、現在196世帯の皆さんがお住まいです。
「自分たちができることから始め、お互いに助け合える住みよい住環境をつくろう」をテーマに、平成17年に設立され、68名が参加しているグリーンハイツ自主防災隊をはじめ、有志による資源回収、県道などの植栽管理、高齢者ボランティアなど様々な活動に取り組んでいます。
《みなさんからいただいた意見等》
きっかけ・自主防災活動についてなど
- 平成のはじめ頃、町内を四車線の道路が交差して通ることが分かり、構造や緑化などをめぐって県や市と協議を重ねてきたことが町内の団結を生むきっかけとなった。
- 平成17年、この町内でも自主防災組織を作らなければということで立ち上げた。最初はうまくいかなかったが、消防の救急救命講習を受けたりするうちに災害を知り、防災に目覚めたことで、一年間の役員任期後もボランティア隊員となる方が増え、今では68名の隊員を擁するまでになった。救出救護班、情報連絡班、避難誘導班、消火班、給食給水班の5班体制となっている。
現在取り組んでいること
- お祭りのある地区と無い地区では生存率がはっきり異なったとの阪神・淡路大震災での経験談をもとに、春の桜祭り、夏祭り、秋の防災フェスティバルと年3回のお祭りを開催。防災フェスティバルでは防災○×クイズや初期消火体験などのほか、路傍の野草を天ぷらなどにして食べる非常食の祭典を開催し人気を博している。
- お祭りは、皆が顔を合わせる機会として、お互いに顔を覚え共助につなげることや、体験参加型のイベントとして、例えばお祭りでの食の提供は炊き出し訓練につながるよう交替で調理し、体験を通じて防災知識の習得と定着を図ることを目的としている。
- 昼と夜で在宅の家族構成が異なるので、2パターンの緊急連絡網を作成し、毎年情報伝達訓練をしている。一軒でも抜けたら失敗だとの思いで、電話番号の掲載について納得してもらえるよう、個別に趣旨などを説明に回り、一軒も抜けずに完成させた。
- 防災へ皆が意識を持ってもらえるよう、防災バケツを各家の前に置いてもらう活動を進めている。今年度、全196戸に配布完了したところ。また、一目で自主防災のものだと分かるよう表紙が真っ赤な回覧板を作り、独自の情報発信にも取り組んでいる。
- 自主防災隊以外に、町内の資源ゴミを自分たちで回収するボランティア「缶ボラ隊」、高齢者へのボランティアサークル「北町一歩」、道路植栽の維持管理ボランティア「みどり会」などが町内で精力的に活動。缶ボラ隊収益金をお祭りの開催費に充当したり、北町一歩による炊き出し支援などで互いに絆を深めている。
今後の課題
- 町内でも高齢化が進む中、いずれの活動についてもどうやって維持していくかが課題。新しい世代に入ってもらい引き継いでいかないと、ここで活動が止まってしまう。
- 自主防災隊としては避難訓練や防災フェスティバル等にできるだけ多くの方に参加してもらい、防災意識の高揚を図る必要がある。また日中、在宅の割合が高い女性にもっと防災活動に参加してもらえるようにするのが課題。
アドバイス・抱負
- 「できる人が、できるときに、できることを」で。そうしないと長続きしない。無理したらしんどくなって絶対どこかで切れるので、長続きのためには緩やかにすること。
- 地域のつながりが過去の災害で多くの人命救助につながっていることを考え、このような生き生きとした活動をこれからも続け、隣同士の連帯感や御近所の助け合いの構築を目指していきたい。

《知事メッセージ》
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今日は草津市のグリーンハイツ北町の皆さんと意見交換を行いました。
ここは昭和55年に開発された、いわゆる新興住宅街です。ここでは現在、196世帯全ての方たちが関わり、参加をしている自主防災組織が育っています。
大きな特色の一点目は、自主防災に限らず町内のさまざまな取組について、肩肘張らず、「できる人が・できるときに・できることを」「小さいことから積み上げていこう」を合い言葉に活動されていることです。
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二点目は、とてもユニークな視点として、祭りを自主防災活動とつなげようとしていることです。年3回、もともとあった夏祭りに加え、春の桜祭りや秋の防災のフェスティバルを開催され、そこで皆さんが顔見知りとなり、いざというときに互いに助け合える関係が築けるようにと、祭りと自主防災をつなげた取組をされています。
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三点目は、多才な人たちがそれぞれに自分の力を持ち寄り、互いに自己実現を楽しみつつ力を合わせて個性的な活動をしていることです。例えば植物への造詣が深い方は、食べられる道草の知識をみんなに広め、それを採取し、防災フェスティバルで天ぷらにして食べてみようという活動をされています。
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東日本大震災から8ヶ月、自分たちの命は自分たちで守るとの自助・共助の大切さが一層感じられるようになってきています。もちろん行政としては災害への備えを進めていくわけですけれども、発災直後の2、3日間は被害を最小化するため災害対策に係る活動を地域でしていただく必要があります。
このグリーンハイツ北町の皆さんの活動は、県内さらに日本全体のモデルになるような活動だと思います。
ぜひこのグリーンハイツ北町の取組が広まることを期待しています。

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