ホーム > インターネット知事室 > 県民のみなさまとの対話 > おじゃまします!知事です 第43回 国境炭焼きオヤジの会のみなさん

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今回は、国境炭焼きオヤジの会の皆さんと対話を行いました。
会のある野口区は福井県敦賀市に隣接し、国道161号線沿いに細長く人家が点在する自治会です。
会は平成22年度に結成し、地域活性化と区民の生きがいづくりのため、高島市の「水源の里集落活性化補助金」を受けて、約50年ぶりに炭焼きを復活させる取組を始めました。生産した炭には「夢炭(ムータン)」というブランド名をつけ、同町内のキャンプ場等に販売されています。
道の駅「マキノ追坂峠」では、炭の販売だけではなく、この炭で焼いた手作り餅も販売する取組を実施し、観光客からも高い評価をいただきました。
現在ではコミュニティービジネスの成功事例として注目を集めています。
この地区の家庭は昭和30年代まで90%以上が炭焼きで生計をたてていたがすたれてしまい、50年間山には誰も立ち入らなかった。高島市の補助事業として市からの強い勧めもあり、地域活性化として炭焼きに取り組むことにした。経験者は5人しかおらず、昔を思い出して見よう見まねで始めた。最近収支計算をしたところ、会員への分配金はわずかなものであったが、みんなの励みになればと思ってこれからも続けていこうと思っているし、若い人にも加わってもらい、炭焼き技術を伝承していきたい。公共工事で出る廃材を利用した木炭づくりや炭焼き体験学習の受け入れなど事業拡大をすることで、もう少し地域が活性化すればと良いと思っている。
炭焼きの経験はないが、体を使う作業が性に合っている。他所との付き合いが幅広くあるので、製品販路の拡大などの業務に向いている。
中学生で終戦を迎え、仕事も学業もやることがなかった時に炭焼きを始めた。当時は景気も良く粗悪品でも売れた。昭和20年頃には一家に一基の割合で窯があったと思う。昭和30年代になって別の仕事を始めたので、炭焼きの経験としてはわずかな期間であったが、その時の経験が今活かせればと思って活動に加わっている。
山から木を切り出すという大変な労働を伴う炭の生産文化を維持しながら、これからは炭を利用する文化を育てていって欲しい。これはエネルギーの問題であり、食文化の問題でもあるし、教育の問題でもある。子ども達は火や炭などの生火を見ると心が落ち着くので脳の刺激にも良いと思う。機械的な光だけでは精神が細ってしまう。ポイントは子ども。子どもに利用方法を伝えると親世代にも伝わる。 