ホーム > インターネット知事室 > 県民のみなさまとの対話 > 知事との対話 〜防災の現場を訪ねて〜 平成21年4月21日
- 更新日:
- 2009年10月15日


第1回 流域治水検討委員会(住民会議)のみなさん
平成21年4月21日 大津市京町四丁目 滋賀県公館
今回は、滋賀県公館において「流域治水検討委員会(住民会議)」でご活躍いただいた委員のみなさんと意見交換しました。
流域治水検討委員会(住民会議)は、公募で選ばれた10名の委員とアドバイザーで構成され、自助・共助における県民の役割などについて委員のみなさんで議論を深め「水害から命を守る地域づくり滋賀県民宣言」として提言をまとめていただきました。
《みなさんからいただいた意見等》
委員会参加の動機や川への思いについて
- 昭和28年の台風13号による水害の際には土手をつたって逃げた経験もあり、水害の怖さを体験して知っているので応募した。
- 集落のお年寄りから話を聞いていると、昔どのような災害があったかということが次の世代に引き継がれていない。みなさんの知恵を拝借して今度は自分たちが伝える役割を果たしたいとの思いで委員として参加した。
- 自分にできることは『僕たちは水害のことを知らない』ということを伝えるのが役割かと思い応募した。
- 多羅尾災害の時には家の前にある橋が流れていくところを見た。子どもの頃のその記憶が強く、他の人に経験してほしくないという思いが強い。
- 昭和34年の伊勢湾台風は強く印象に残っている。あの時は、水が溢れることを知らせるため、半鐘を鳴らして町内を歩いた。これが自分と水との関わりの原点だと思っている。

これから取り組んでいこうと考えていることなど
- これから10年、20年経てば、水害の経験談などが埋もれて無くなるかもしれないので、これを拾い上げて整理したい。
- 委員を経験して、地域で独自に行われている防災の取組みがたくさんあることを知ったので、活動を発信するなどの応援ができればと考えている。
- 水害から命を守る対策には、洪水対策とあわせて土砂災害対策もある。流域治水には水害も土砂災害も入ると考えているので、土砂災害にも力を入れてほしい。
- 水害は必ず起きるので、水害に対する知識、覚悟、認識を高めてもらう。そして認識できたら実行することが大事だ。やはり県内全域で自主防災組織をつくってほしい。
- 保安林が川や水害に対して密接な関係にあると思うので、保安林の役割を見直していただきたい。これにより土砂災害も解消につながると思う。


《知事メッセージ》
- この住民会議では、20代の大学生から、地域活動をずっとなさってこられたご経験のある60代のみなさんまで、本当に多様な方が意見をまとめてくださいました。
- 特に命を守るために住民としてどうすればいいのかということを、樹形図でまとめていただきました。これを見せていただきますと、行政がやるべきこと、住民のみなさん一人ずつが考えなければならないこと、そして、となり近所で支え合うこと、ほとんどすべての項目を網羅していただいております。住民会議の提言書を、それぞれの地域で役立てていただければと思います。
- 1年間の活動の後に、委員のみなさんの中には地域で防災組織を作りたいと既に動き出しておられる方もいらっしゃいます。また、これから子どもたちにお年寄りのご経験を伝えていきたいという方もおられます。
- 行政への要望もいただきました。土地利用の規制であるとか、あるいは情報をきちんとみなさんに伝えるための仕組み作り、また防災センターを県として準備してほしいという要望もいただきました。みなさんの思いを受けとめ、県として命を守る流域治水にしっかりと取り組んでいきたいと思っております。
- 今後とも、それぞれの地域での自助・共助がうまく機能するよう、みなさんの活動をよろしくお願いいたします。もちろん行政の公助も備えさせていただきます。
- 5月は水防月間です。これから大雨が増える時期になりますけれど、最近は予想もしない大雨がどこで降るかわかりません。みなさんの地域でも洪水はいつか起きる、そういった意識を持って備えていただきたいと思っております。
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