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- 更新日:
- 2008年9月25日


第11回 日本電気硝子株式会社 滋賀高月事業場
平成20年8月20日 高月町
《日本電気硝子株式会社 滋賀高月事業場について》
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日本電気硝子(株)は、液晶ディスプレイ用板ガラスの生産量で世界シェア約20%(2008年上半期)を占め、薄型テレビ用基幹部品の供給で国際的に貢献されています。
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液晶ディスプレイ用板ガラスは、同社の滋賀県内の2事業場(滋賀高月および能登川)で生産されており、世界の約20%を占める同板ガラスが滋賀県から出荷されています。
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平成19年(2007年)2月に、日本電気硝子(株)と滋賀県立大学とで産学連携推進のための包括協定を締結(第1号)しました。滋賀高月事業場においても、技術者と大学教員・学生との交流が行われています。
知事は生産工程を視察したあと、会社役員や従業員のみなさんと対話を行いました。
《対話の概要》
会社経営に当たっての基本理念について
知事 :
参加者:
- 当社はガラス事業を中核としており、常に時代の赴くところ、その中でガラスがどんな役割を果たしているのか、それを考えて事業展開をしていこう、ガラスを通じて人間の進歩に少しでも寄与したいというのが根本的な理念である。
- 最近では、特に映像産業に関わるガラスというのがわれわれの事業の中核になってきた。
- 当社は素材産業であり、産業の基盤の部分でどれだけ仕事ができるかというのがわれわれの仕事である。
事業転換を決断された動機、心境について
参加者:
- 事業環境がわれわれを動かす。技術が進めば、非常に短期間に世の中変わってしまう。だから、「やるかやらないか」だけである。次の事業を例えば従業員のためにとか地域のために、この土地で仕事を続けるという強い意識を持つかどうか。
われわれはブラウン管事業の先行きに陰りが見え始めた時点で、次のデバイスも手当しようということで、決断というよりは、そうせざるを得なかったというのが正直なところである。
- しかし、そこへつなぐための技術開発が間に合ったということで、ほっとしている。世の中で液晶というデバイスが姿をあらわしたころから液晶用ガラスを手がけ30年、技術開発がぎりぎり間に合った。先輩ががんばっていただいて、その基礎をつくってもらった。
仕事をされるにあたってのやりがいや苦労などについて
参加者:
- 世界の20%のガラスを供給する責任というか、本当にやりがいのある仕事を与えられたと思っている。
- ここで働いている人、周りに住んでいる方々にとって当社を誇りにしていただけるようにしたい。工場の美化等すっきりとして清潔感があり、気持ちよく働ける事業場にしたいと思っており、少しずつできてきているのではないかと思っている。
- 工場の敷地外の人に迷惑をかけないというのがまず第一にあるが、それだけでは足らず、いかに貢献できるかを考えている。知事の言う生活環境主義を工場の中でどうしたら活かせるかを考えている。
知事 :
- 地域と共存共栄ということで工夫していただいているのがよくわかった。
参加者:
- 品質保証の仕事をしているが、ブラウン管から液晶への変化に慣れるのに時間がかかった。時代の変化とともに、技術も工場もわれわれも変わっていかなければならないということを身をもって体験した。
今後の事業展開、行政に対する意見について
参加者:
- 滋賀県というのは、地政学的に非常に大事な位置にある。ディスプレイの世界でも近畿地方が非常に大切な産地になっている。
- 大変立地条件のいい土地で、いろんな企業が滋賀県でやりたいと思っているはずなので、行政としても何かの形で後押ししていただければと思う。
知事 :
参加者:
- われわれも海外で仕事がしたくてやっているわけではない。従業員を守り、地域に貢献するために、やはりこの土地でやりたいという非常に強い意志を持っているので、何らか環境的な整備をしていただければありがたい。
- 次の事業展開として、基本的にはガラスで次の時代の製品を手がけていきたいと思っている。
知事 :
- 多くの人が、湖北・湖西は不利だという。しかし、貴社は昭和30年代から湖北地域に着目され、その有利性を見抜いていただいた。その有利性が損なわれないよう、人育て、交通インフラ、あとエネルギー供給が大事。
参加者:
- 昨年、奇しくも我々のお得意様が大きなプロジェクトを展開している堺や姫路にある製造所から、大阪ガスの都市ガスパイプラインが湖北の地まで届いた。伊勢湾からのパイプラインも近々(平成22年)湖東で接続される予定になっている。
知事 :
- これは、滋賀県にとって、とても大事な隠れたインフラである。
- 水を生み出す山が、今疲弊している。その山は、湖北と湖西が多い。そこで、例えば貴社の従業員の方に少し山に入っていただくなど、地域貢献で緑の森にしていただけたら。
- サービスエリアから出られるスマートインターチェンジを、県内でいくつか、需要のあるところから検討している。
参加者:
- 私は大阪出身だが、子どもを育てるのには、滋賀ほどいい土地はないと思っている。しかし、子どもは都会に行きたがる。やはりここに仕事がないとなかなか定着できない。土地のよさをわかってもらうには、住んでもらわないといけないと思う。
- 湖北のような地域の結びつきが強いところでは、会社も地域の一部と考えて働いていただけていると思う。
知事 :
- その伝統は、是非守っていきたい。地がつながっているということは、水がつながっている。そして、水がつながっているから、森も緑もつながる。
- 高時川の水害も怖いが、地震が怖い。こちらには、柳ヶ瀬断層帯がある。それと川沿いだから地盤が弱い。情報開示をしてリスクを共有する中で、万一の時の防災と減災への備えをお願いしたい。

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