ホーム > インターネット知事室 > 県民のみなさまとの対話 > おじゃまします!知事です 第6回 NPO法人ふれあいネット米原
- 更新日:
- 2007年6月20日


第6回 NPO法人 ふれあいネット米原
平成19年5月19日 米原市
《 NPO法人ふれあいネット米原について 》
平成16年8月に設立され、より豊かな地域社会をめざすボランティア・住民活動を支援し、人権教育および人権啓発を行政・住民との協働で事業を推進することによって、公益の増進に寄与することを目的として活動されています。
平成18年4月からは、米原市人権総合センターの指定管理者として、同施設でのサービス提供と効果的・効率的な管理運営に取り組まれています。
知事は、米原市人権総合センターを視察した後、NPO法人ふれあいネット米原の関係者のみなさんと対話を行いました。
《 対話の概要 》
【まちづくり計画について】
参加者:
- 平成18年3月に、学区全体のことも考えながら、「第2次まちづくりほっとプラン発展化構想」を策定した。
- 高齢化が進む中で、今後のまちづくりを考えながら作成したのが「ほっとプラン」で、世代間交流なども併せて取り組んでいるところである。
- 特に環境問題については、琵琶湖に注ぐ天野川の関係で大きな関心を持っている。天野川の川まつりも、先輩たちから20年程続いてきている。真夏の一日を、区民も大人も子どもも楽しんで、川に集い、川にふれあい、自然の大切さを学んでいる。
【計画策定の経過、内容等について】
参加者:
- 平成13年に取り組んだ第1次まちづくり計画の策定により、地域の足もとを見直すことができた。高齢化の進展が著しいことと、若い人、特に子どもが誰かわからないということで、地域が疎遠になっていると感じた。
- また、女性グループが、その前からボランティア活動を熱心に実施しており、これはまちづくりの核にならないかと思った。こうしたまちづくりを進める中で組織化されてきたのがNPO「ふれあいネット米原」である。
- 平成16〜17年にかけて、市町合併の動きが活発になってきた時期で、合併したら、この地域が新市の位置的にも中心になるということで、「第2次ほっとプラン」の策定に取りかかった。
- 高齢社会・長寿社会でも自立できるまちづくり、となり同士が助け合うまちづくり、そして自然と親しみ心と体が健康になるまちづくり、こういったことを近隣区とも話し合いながら、いくつかの事業を提案して、発展化構想を策定した。
- 事業推進の特徴としては、地域・行政・NPOが連携して、協働体制をつくって、それぞれが役割分担をもってまちづくりの事業を進めていくというところにある。
- 今まではどちらかというと、行政に要求するまちづくりをしていたと思うが、それを変えていかなければならないということを含めて策定させていただいた。
- 自分でできることは自分で、地域でできることは地域で、行政からはノウハウを教えていただくんだということを託して策定したものである。
【天野川との関わりについて】
参加者:
- 「天野川塾」を湖北地域振興局とともに立ち上げ、進めているところであるが、われわれの提案から生まれたものである。
- 自然環境を題材に、環境教育や川とくらし、水の大切さ、生息する生き物の役割など、暮らしの中の川のあり方を、ビオトープの経験などを通じて学んでいきたいということと、自然学習として毎年行っている天野川の定点観測で、水質や生物調査なども続けている。
- 昔は天野川で泳げたし、ホタルの乱舞が見られた。今はホタルの保護にも力を入れている。鳥のさえずりを聞いたり、魚をとったりした時代を何とか取り戻したい。
- 流域住民のライフスタイルを実践する河川環境リーダーとなり、天野川流域に埋もれている人やものを発掘するということで、子どもたちに川で遊ぶ楽しさを伝え、天野川についての情報の発信をして、みんなが川に関心を持てるようにしたいと願っている。
知事:
- 捕った魚を食べることは、子どもたちにとって大事な味覚となり、いい思い出になる。
【地域でのさまざまな取組について】
参加者:
- 女性組織として「なでしこクラブ」があり、活動内容は、子育ての諸問題について考えること、区内行事等への女性としての参画、地域内のお年寄りや子どもたちのためのボランティア活動の実施などである。
- 老人会には、世代間交流で、習慣とか道徳とかを次の世代に伝えていただくことをお願いしている。
- この地区は、滋賀県の一番東になるが、私たちが一番琵琶湖を愛していて、きれいにしなければという責任感は誰にも負けない。
知事:
- 琵琶湖博物館では、泉神社の湧き水を再現している。あそこが源流で、琵琶湖から大阪まで水が運ばれている。最上流として、水のつながりのことを考えていただくのは大変ありがたい。
参加者:
- 最近の子どもたちは、家の中で遊ぶことが多い。外に連れて行って川に入る体験とかをさせたいという気持ちはある。農家なのに学校の体験教室で初めて田んぼに入るという子が多い。
知事:
- 子どもを連れ出す親の秘訣として、魚がいる、ナマズがつかめる、といった生き物のことを持ち出すのが効果的。
- この辺のように、オオムラサキのいるところというのは本当に少ない。ぜいたくな環境にある。お母さんの影響は大きい。お母さんが生き物が好きということが大事である。
- これからの農村地域の再生は、若い女性の肩にかかっていると思っている。
参加者:
- 「なでしこクラブ」では、今後も、女性ならではの感性等を発揮して、むらづくり、地域づくりにどしどし参加していきたい。そして、ここに残りたいという子どもが育ってくれればと願っている。
知事:
- 地元から外へ出た子どもが帰ってくる一番のポイントはおいしい食べ物、美しい風景。小さい時に食べたものというのはすごく印象深いので、おいしいものを食べさせてあげたら、いつか帰ってくるかなと思っている。
- これからの行政は、今までは何でも補助金、規則で、国が県に、県が市にということでやってきたが、それが通用しない時代に入っている。
- まさに一人ずつ、一つずつの地域が元気になる、行政はその黒子、舞台づくりだろうと思っている。
- 皆さんが書いておられるこのまちづくりの基本方針、展開イメージだが、県が基本構想で考えていることとすごく近い。人が中心にいて、学ぶ、思いやり、ふれあい、楽しみがあって、その周辺に人と自然があって、地域と行政、NPOの協働ということがある。
【まちづくりの推進について】
参加者:
- 地域を愛する心、人を愛する心、自然を愛する心、これが大事なので、それがあるまちづくり、地域のふれあい、つながりを大事にしたい。自立できる地域へと心構えを変えていかないと、昔の感覚ではだめだと思う。
- 行政がやるべき分野、地域がやるべき分野、NPOがやるべき分野が重なる「協働」という分野を、行政と連携しながら、子孫に残していけるようなまちづくりをきっちりとやっていきたいという思いである。
知事:
- 第2次ほっとプランにいたるいくつかの計画があり、こうやって自分たちの活動と思いをしっかりと冊子にまとめられた。人権の問題を、女性、子ども、障害者の方まで含めたものとして、総合的に人の生きる力を育んでいただくということはすばらしいことだと思う。

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