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更新日:
2007年5月24日

県民のみなさまとの対話

 

知事とのふれあい 座ぶとん会議

第4回 高島びれっじ事業協同組合のみなさん

平成19年4月22日 高島市

《高島びれっじ事業協同組合について》

地元商工会の有志が商店街の空き店舗を活用して平成8年にオープンした「高島びれっじ」と高島町勝野商店会等が一体となった「高島びれっじ事業協同組合」が平成17年に設立されました。

高島びれっじ事業協同組合では、古い商家や空き店舗を活用した「びれっじ」(1〜6号館)を拠点として、集客の促進や特産品づくりなど地域の活性化に取り組まれています。


《対話の概要》

運営に当たっての苦労等について

参加者:

  • ここには万葉集の歌碑が6基あり、4月の終わりから6箇所をまわるスタンプラリーを始める。そういう形で文化を発信していこうと思っている。

知事:

  • ここは大溝藩の城下町で、町の真ん中に水路があり、洗い場があった。それを復活させるのは、ノスタルジーではなく、次の時代のまちづくりの先手になりうる可能性がある。この水の仕組みを掘り起こして、まちづくりのヒントにするのは、「びれっじ」に人を呼び込む一つの道になるのではないか。文化と自然とエコツーリズム的なものを組み合わせて、水を生かしたまちづくりというのをうまく宣伝できるといい。

活動を継続する上での課題について

参加者:

  • 「びれっじ」は、昔ながらの町屋を改修して、そこで何か違うソフト事業をやるという形で進めてきたが、自分たちのやっている仕事とも両立させていかなければならない。
  • 「びれっじ」をやる人が増えることを望んでやってきたが、十年たって進まないということは、どこか経済活動と一致していない部分があるのではないかと非常に悩むところである。
  • これから若い人に高島でやっていただく上で、大型店に負けないような付加価値を付けていく必要があるが、次の手が打てないというように感じている。
  • 高島のまちづくりということで、みんなボランティアで一生懸命やっている。それが十年となると、継続するのは非常に難しいというのが率直な意見である。
  • 行政と地域の人、団体が協力しあって、何か核になるものを作ることが継続につながる。そして、地域が元気になると、若い人も、この地域に住んで、この地域で頑張ろうかとか、そういう良い循環になるのではないかと期待している。

特産品の開発について

座ぶとん会議の様子参加者:

  • 平成18年度に、特産品として「しそおおみ」と「ポテレーヌ」(いずれも菓子)を開発したが、高島の歴史を知ろうということが活動のスタートだった。ここは大溝商人で古くから栄えたまちであり、万葉の歌碑が6基もこの小さなまちにある。これを生かさなければもったいないと思った。
  • 地元で採れるもので何かできないかということで、何度か試作を重ねた。みんな素人ということで、専門家のアドバイスもいただいた。

知事:

  • 運営上のご苦労をいろいろ伺ったが、12年が経過し、是非とも続けてほしいという思いが大変強い。続けることによって認められる。「びれっじ」の皆さんは、ボランティアで経済の見返りを考えずにやってこられたが、少し息切れがしているというところだと思う。そこをどう乗り越えて次のステップを踏み出せるかというヒントなりアイデアなりを、行政も一緒に考えさせていただきたいと思う。

【これからのまちづくりの方向について】

参加者:

  • これからの高島地域のために願っているのは、若い人たちがまちづくりに参加してほしいということである。
  • 「びれっじ」というのは、経済活動として十分に使える部分があると思う。「びれっじ」を営業活動の拠点に置く人がもっと増えれば、活性化につながるのではないかと思う。

知事:

  • 「古民家を再生して自分はやっている」と言うと、東京の人は「うらやましい」と言う、そういう大きな経済の流れがある。「もったいないを生かす暮らしぶり」である。
  • 呼び込むべきは芸術家、そして、感性産業。感性に訴えることによってプラスアルファの価値ができる。商品だけではなく、まちがあって、その中で私たちはこういうものづくりをしています、というのをそのまま出していくのは、一つの方向かと思う。
  • これからの滋賀県の産業基盤や経済を考えるとき、最終需要する人の感性を生かした製品づくりが重要である。
  • まちづくりの中で、大事な伝統を生かそうとすれば、新しい仕組みを作らなければいけない。そこで若い女性にもっと意思決定の中に入ってもらう。子育て中の女性も含めて、まちづくりに多様な人が関わってもらいたい。
  • まちの真ん中の水路を復活させようという夢のような話もしたが、皆さんで議論していただいて、不便さを忍んでもそういうものを取り戻そうという可能性があるなら、それは一つの方向だろうと思う。
  • 高島の誇りにさらに磨きをかけていただいて、これからも地域の元気を次の世代につないでいっていただきたい。

写真 高島びれっじ事業協同組合のみなさん 知事を囲んで

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