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更新日:
2012年5月7日

かだ便り

日々の出来事の中で感じたことを私自身の言葉で皆さんにお伝えしていきたいと思っています。
お読みいただいたご感想やご提案はどうぞ「知事への手紙」 でお寄せください。

嘉田由紀子

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 平成24年(2012年)2月29日(水曜日)

県議会2月定例会の一般質問最終日。

「再生可能エネルギーについて」「認知症施策について」「ビワイチ観光事業と琵琶湖の利用について」「エネルギー需給問題について」「「美の滋賀」について」「交通ビジョンと滋賀の今後について」などの質問にお答えしました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月28日(火曜日)

県議会2月定例会の一般質問3日目。

「関西広域連合と地域主権型道州制に対する知事の考えについて」「自殺防止対策について」「歯科保健対策の推進について」「地域防災計画(原子力災害対策編等)の強化について」「寄附文化の醸成について」「信楽高原鐡道の補償問題について」などの質問にお答えしました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月27日(月曜日)

県議会2月定例会の一般質問2日目。「農政課題について」「介護予防について」「滋賀県流域治水基本方針について」「文化財の活用について」「県・市町の協議の場の創出について」「滋賀・びわ湖ブランド戦略について」などの質問にお答えしました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月26日(日曜日)

午前中、大津港で、「2012びわ湖レイクサイドマラソン」のスターターを務める。この大会は、春の琵琶湖の風物詩「びわ湖毎日マラソン大会」の環境キャンペーン協賛事業で、今年で3回目。何とか天気も回復しました。1,500名を超えるランナーの皆さんが、12km(粟津の晴嵐ほのぼのコース)と15km(三井の晩鐘チャレンジコース)の部に分かれて、琵琶湖沿いに設けられたコースをゴールの烏丸半島まで駆け抜けてくださいました。

その後、大津市内で開催された第31回滋賀県病院大会に出席。3名の方に病院業務功労者表彰をお贈りする。

夕方、再び大津港へ。婚活イベント「琵琶chu〜びわ湖の中心であなたに出会いを〜」を訪問。県と県青年団体連合会との共催で、大型観光船ミシガンを借り切って、ナイトクルーズを楽しんでいただきながら、立食パーティなどを通じて出会いの場を提供しようとするもの。定員各90名に対し、男性231名、女性510名の応募があり、抽選で参加者を決定したとのこと。寒風ふきすさぶ大津港でしたが、一組でも多くのカップルが誕生することを心から願いつつ、出港を見送りました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月25日(土曜日)

公務のない一日でした。(かだ)

 平成24年(2012年)2月24日(金曜日)

2月定例県議会一般質問初日。5人が質問に立たれる。主な質問項目は、「有権者教育について」「潜在看護師の掘り起こしと子育て支援について」「知肢併置特別支援学校のあり方と県立聾話学校の今後について」「道州制について」などでした。(かだ)

 平成24年(2012年)2月23日(木曜日)

午前中、琵琶湖の世界的価値についての報告会。「暮らしにあるほんとうの宝」と題した、琵琶湖の世界的価値に係る検討報告書を提出いただいた後、検討委員の内藤さん(琵琶湖環境科学研究センター長)、篠原さん(琵琶湖博物館館長)、大沼さん(安土城考古博物館副館長)、平山さん(金沢大学男女共同参画キャリアデザインラボラトリー特任助教)と意見交換を行う。

この内容については、3月25日に開催するマザーレイクフォーラムで披露して、ひろく意見をきくことにする。

その後、朝日新聞、ニューヨークタイムズから、主に自治体における原子力防災対策や、エネルギー政策などについて取材をうける。

午後、環境省の近畿地方環境事務所長らが来訪。国出先機関の丸ごと移管について意見交換。(かだ)

 平成24年(2012年)2月22日(水曜日)

午前中、国出先機関改革に関する協議を行う。「丸ごと移管」が可能となるよう、現行法制で対応できるところは現行法制を活用するように、具体的な指示をしました。

お昼前、愛知川沿岸土地改良区の皆さんが来訪。用水対策の取組状況について報告をいただく。水の重力を活用した小水力発電や、地域まるごとのスマートビレッジ構想などの提案をさせていただく。上野理事長は大変前向きでした。

午後、地域エネルギー政策について、庁内協議。

夕方、旧大津公会堂で開催された、イギリスの思想家、サティシュ・クマールさんの講演会に、ゲストとして出席。「今、滋賀から拓く未来」をテーマに、クマールさん、文化人類学者の辻信一さんとのトークセッションに参加。

私は、最初にクマールさんに質問をさせていただきました。大阪万博開幕の日、1970年3月14日に、「原子の灯」としてはじまった原子力発電。それ以来、関西圏域は原子力発電への依存度をたかめてきたわけだが、つい先日の2012年2月20日に、関西電力が所有する全11基が停止した。その現実を前に、42年間にわたって、経済的、政治的、社会的、かつ文化的に原発に依存してきた関西から、いかに「卒原発」の発信をしていくべきか。

クマールさんは、人類はこれまで何万年も原子力なしに生きてきた。どこでもだれでも平等にアクセスできる太陽、水、風、波という自然エネルギーに立ち返らなければならないということをじっくり語っていただきました。説得力のある、わかりやすいメッセージが次から次へと語られ、あっという間の1時間でした。

県内はもちろん、関西圏、全国から集まってくださった方たちと、座ぶとん会議のように親密に心を通わせる場となりました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月21日(火曜日)

県議会2月定例会の本会議に出席。自由民主党滋賀県議会議員団の川島議員および大野議員、民主党・県民ネットワークの谷議員、対話の会・しがねっとの清水議員からの代表質問にお答えする。(かだ)

 平成24年(2012年)2月20日(月曜日)

午前中、守山市にあるワコール流通株式会社西日本流通センターの太陽光発電システム点灯式・内覧会に出席。同システムは、事業用として県内最大規模の499.95kwの容量をもち、同センターの年間電力使用量の33%が充足されるとのことです。京セラさんのソーラーパネルを使っており、まさに滋賀県内で生産された「地産地消」です。また、災害時には地域の避難場所として活用されることとなります。目の前を新幹線が走り、宣伝効果を発揮する事も可能です。

その後、守山市中心部、中山道沿いの「うの家」を見学させてもらいました。宇野元総理の生家を守山市がまちづくりの拠点として、リニューアルして1月にオープンしたものです。見事な明治の家がよみがえりました。

午後、川那部浩哉さんらを呼びかけ人とする、若狭の原発を憂慮する研究者有志の皆さんが来訪。「若狭の原発の再稼働を拒否し、琵琶湖の水を守ってほしい」との要望を受ける。

夜、明日の県議会代表質問への答弁協議を行う。(かだ)

 平成24年(2012年)2月19日(日曜日)

朝から、ファザーリング全国フォーラムinしが「パパ首長サミット」に参加。育休取得経験を持つ7名の首長のみなさんが、育休経験やこれからの課題について語ってくださいました。広島県の湯崎知事や、文京区の成澤区長らです。

首長が育児休暇(「育児就労」ではないかという声もあり)を宣言した時、批判の声が最も強かったのが60代女性、つまり私たち団塊世代の女性だったという。思いあたるフシがあります。1970年代、男性に伍して勉強して学業を終え、資格をとっても「女は家庭」と専業主婦に閉じ込められた団塊世代の女性たちのルサンチマン(うらみ)が込められているようです、と発言しました。

また「育児はシナリオレス。危機対応の能力をイクメン経験で学んだ」と口ぐちに言われる。自治体に求められる災害対応、危機管理能力をイクメン経験で学んだとしたら、全国1800人近くの自治体首長にイクメン、イクジイに挑戦してもらえたら住民はどんなに安心できるか、と期待をこめて発言させてもらいました。もちろん、日々シナリオレスで対応してきた子育て経験女性も首長候補としての資格は十分と発言しました。

大津市の越市長も主催者の一員として参加してくださり、ご自分が働いていた東京の法律事務所での育児や子育てとは無縁の暮らし、一方、ニューヨークでは6ヶ月の育児休暇を簡単にとる男性弁護士の姿などをみて、その対比を報告してくださいました。

最後には、「パパ首長サミット宣言」として、「イクメン・イクジイを推進しよう」「ワーク・ライフ・バランスを推進しよう」「男女共同参画を定着させよう」「災害に備えるため、意識と行動を変えよう」という提言が出され、私も立会人として宣言書に署名させていただきました。

その後、閉会式に出席。開催県を代表して挨拶をさせていただき、次年度開催県の鳥取県へバトンタッチをさせていただきました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月18日(土曜日)

守山市の佐川美術館で今日から始まった、県内在住の画家ブライアン・ウィリアムズさんの作品展「曲面絵画誕生展」を視察。ブライアンさんご自身にご案内いただき、四角い平面ではなく、曲面のキャンバスに描き始めた意味などを具体的に聞かせていただく。曲面絵画からこそ、生き物が飛び出してきそうという思いなどを語らせてもらう。

また以前からお邪魔したかった陶芸家の樂吉左衛門さんの展示空間をご案内いただく。樂さんが数年かけてフランスで挑戦なさった花器や茶器の作品展示と、水面に浮かぶかのように作られた茶室をご案内いただき、あらためて茶の湯文化の奥深さに感銘を受ける。昨夜からの雪に覆われ、茶室の窓から広がるヨシと水面の美しさが一層きわだっていました。

その後、大津市内で昨日から開催されている「ファザーリング全国フォーラムinしが」に参加。子育てを応援するNPOや企業のブースを見せていただいたあと、全国からお集まりいただいた皆さんとの交流会にも参加しました。交流会の会場では、子どもさんが自由自在に走りまわっていて、こんなににぎやかな子どもさんたちの笑顔があふれる大会を滋賀県で開催できたこと、うれしく思います。実行委員会の委員長を務めていただいたファザーリング・ジャパンの安藤代表理事たちに江州音頭の手ほどきをして、心地よい踊りの輪を楽しみました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月17日(金曜日)

東日本大震災の支援のため被災地に派遣された職員との座談会に出席。「東日本大震災災害支援の経験を経て見えてきたこと」をテーマに、現場を経験した職員に、支援活動の中で感じた問題点など、車座会議形式で自由に語ってもらいました。3.11から1年を迎えるにあたって、県として災害支援の経験を記録に残し、今後につなげようという意図から計画したものです。

具体的な内容は今回の記録を報告書にするところにゆずります。11名の職員に経験を語ってもらいましたが、人間力に満ちた職員の、「情にのっとり」「理を求め」「仕組み、制度」に汲み上げていこうという思いに触れてとても充実した意見交換会でした。このような職員がいるかぎり、滋賀県の総合力、危機対応力は今後一層育っていくと思いました。(かだ) 

 平成24年(2012年)2月16日(木曜日)

本日から2月県議会が開会しました。私からは、平成24年度当初予算案 を中心とした議案の提案説明を行う。

午後、社団法人全国運転代行協会滋賀県支部の皆さんが来訪される。

その後、守山市長、栗東市長が県道片岡栗東線の改良事業促進について要望に来られる。その他、各種協議とともに、来客を受ける。(かだ)

 平成24年(2012年)2月15日(水曜日)

午前、県公館にて「美の滋賀」発信懇話会の鷲田座長、近代美術館、仏教美術等、アール・ブリュットに関する3つの検討委員会の牛尾委員長、木村委員長、保坂委員長から、提言、報告書をお受けする。それぞれに見事なまとめをしていただき、これからの滋賀県を自然と風土、文化財をふくめて「まるごと美術館」ともいえる構想がはっきりと示され、歴史的にも大変大きなエポックになると思われる。

その後、知事室に戻り、県自治会連合会の皆さんと意見交換を行う。自治会の加入率の低下に悩んでおられるということ。子育てと防災が、今後の自治会活動への新規参入を誘うきっかけになるのではと話をさせていただく。

午後、いくつかの協議の後、滋賀県市議会議長会の会長である大津市議会の北村議長を訪問し、国の出先機関改革推進への協力をお願いする。

夕方から、ピアザ淡海での琵琶湖塾を聴講。平田オリザさんの基調講演「コミュニケーションをデザインする」に続き、田原塾長、坂本副塾長と塾生を交えてのディスカッションが行われました。今年8回の塾はすべてが大変充実していたようです(外部リンク琵琶湖塾」)。来年も是非とも続けてくださいとお願い申しあげました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月14日(火曜日)

朝から県政経営会議に出席。防災危機管理センターの基本計画などについて協議。センター建設にあわせて、組織的強化の方法など、具体的に議論する。

庁内協議の後、定例記者会見。私からは、ヤングジョブセンター滋賀など3機関と滋賀の“三方よし”人づくり推進センターを一体化したおうみ若者未来サポートセンターを3月19日に開設することについて報告する。

午後、守山市での自治創造会議に出席。「滋賀県流域治水基本方針の策定」「県と市町の協議のあり方」「再生可能エネルギー政策の推進」の3つの議題について、県内各市町長の皆さんと意見交換を行う。流域治水については、具体的議論のため、はやく条例案の中身を示してほしい、という意見をいただきました。(かだ) 

 平成24年(2012年)2月13日(月曜日)

午前中は、2月補正予算の査定など、いくつかの内部協議をこなす。

午後、私立中学高等学校連合会の皆様が知事室を来訪される。

庁内の協議の後、スポーツ顕彰表彰式に出席。スポーツ・レクリエーションの普及・発展に永年にわたり貢献してこられた生涯スポーツ功労者、生涯スポーツ優良団体の皆さんに、表彰状と記念品をお渡しする。(かだ)

 平成24年(2012年)2月12日(日曜日)

「生物多様性協働フォーラム〜関西から発信する多様な主体による広域連携に向けて〜」に出席するため、朝から兵庫県に向かう。

午前中、兵庫県立美術館で開催中のアール・ブリュットの作品展「解剖と変容」を見学。担当学芸員の服部さんにご案内いただく。チェコのアンナ・ゼマーンコヴァーとルボシュ・プルニーという2人の作家の作品群です。アンナさんは4人の子どもを育てたあと50歳代になって、母親としての役割が終わったことへの精神的苦しみの中から急に湧き出るように絵を描きだした、という。全体として生き物が生まれ育つ、貝の水管がのびるような、マムシ草の花がきわだって主張するような、生き物イメージがわきたつ不思議な形たちです。色もおだやかでうつくしい。一方、プルニーさんは、自らの身体性に深くこだわりながら、解剖図のような緻密な、曲線と直線がまじわる息詰まるような線画中心の作品群です。父親と母親の遺骨灰を真ん中に、それぞれの生きてきた日付を丸く配置し自分が生まれた日を赤く特記するなど、独創的な発想の線画も印象的でした。

6人の作者の語りから編成された映画「天空の赤」では、チェコのズデニェク・コシェクさんが、2002年の大洪水は自分がおこした、という語りからまさに天空に遊ぶ自由な魂の発露が、洪水の風景と妙にマッチしているように思いました。アール・ブリュットという作家の奔放な魂と川からあふれる洪水の予期せぬ共鳴。

実は2004年にチェコのブルタバ川(モルダウ川)の洪水被害調査にでかけた時に、堤防がほとんどない、自由に流れる川沿いに暮らす人たちに出会いました。「たとえ数十年に一度洪水を受けても、川の水の風景と近く暮らしたい」と堤防を高く築かず、1階は水に浸かってもいいように、生活拠点は2階以上に、という「洪水織り込み型」の暮らしぶりをみました。フランス、セーヌ川沿いでも、カンボジアのトンレサップ湖でも洪水織り込み型町づくりを見ました。実は、日本も明治、大正、昭和とそうでした。今、流域治水で溢れることも織り込んで、リスクを知って予防的に被害を防ぐ、という提案が受け入れにくい、という感覚はもしかしたら、アール・ブリュットに対する感覚と通じるものがあるのかもしれません。「秩序と混沌」「自然の制御と共感」、文明論的ともいえる、根が深い溝があるのかもしれません。

ところで、兵庫県立美術館と滋賀県立近代美術館とは、所蔵品の相互活用などの相互協力協定を結んでいます。現在、滋賀県立近代美術館では、外部リンク近代の洋画・響き合う美―兵庫県立美術館名品展―」を開催中で、兵庫から小磯良平さんの代表作「斉唱」もお借りしています。蓑館長にお会いし、大事な作品をお貸しいただいていることにお礼申し上げる。また蓑さんとは、五個荘の近江商人屋敷のことなどの話題で盛り上がりました。

午後、兵庫県公館でのフォーラムへ。

前半は兵庫県での企業や民間との活動を、兵庫県立人と自然の博物館の中瀬勲さんが報告くださいました。また滋賀県の事例を、生き物イニシアティブの事務局を担当しておられる菊池玲奈さんと、ブリヂストン株式会社彦根工場の山田保之さんが報告くださいました。

私は、井戸知事との対談「関西における生物多様性戦略の展望」で登壇。関西広域連合の環境保全計画の中で、生物多様性の保全は温暖化対策とあわせて二本柱のひとつであること、関西は各府県が盆地や海辺の平野からなりたっていて、生態系的にも個性があり、歴史的にも生物多様性が隠しこまれた文学や食や遊びの文化が育まれていることなどを紹介しました。また兵庫県の豊岡で生まれ育てられてきたコウノトリが、滋賀県の田んぼにもやってきていることなど、紹介しました。このことについては、高島市針江の石津さんが、マキノ町山中の区長さんが昨年7月に地元に飛んできた時に写したという写真も持ってきてくださり、飛来状況について会場から報告をしていただきました。また、コウノトリの郷公園の研究部長である江崎さんから、コウノトリのエサとしては大型のナマズなどが望ましいことも教えてもらいました。

関西広域連合では、カワウ対策を目玉のひとつとしていますが、今後は、コウノトリに選んでもらえるような、お魚がたくさんいる水田の拡大など、「コウノトリのレストラン」ネットワークをひろげていきましょう、と呼びかけさせてもらいました。あわせて、関西の博物館ネットワークを活かして、住民や企業の皆さんからの参加をいただきながら、生き物調査など、多様性保全の実践活動を広げていきたい、と思いをお伝えしました。

1992年のブラジルでの地球環境サミット直後、日本としても生物多様性の国家戦略がつくられ、私自身は文化の多様性とセットで語る必要がある、と環境省の委員会で主張をし、琵琶湖博物館での展示や研究にその思いを活かしてきました。その時の担当者の渡邉さんは今、環境省自然保護局長で、今日もずっとフォーラムを聞いてくださり、意見も述べてくださいました。あれから20年。そのような歴史を考えると感無量です。特に企業からの参加が本気で、この先、日本伝来の自然の多様性に寄り添った文化と精神の確認、経済活動への織り込みと、次世代への伝達に手ごたえを感じたシンポジウムでした。昔からの旧友にもたくさん会うことができました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月11日(土曜日)

夕方、大津市内で開催された、「文化経済フォーラム滋賀」第2回総会・交流会に出席。木村至宏代表幹事はじめ、県内経済界、文化関係の皆さんと意見交換を行う。昨年はじまったこのフォーラムももう2年目。

今年は、「文化活動を通じて滋賀を明るく元気にしているなど、特徴ある貢献を行っている団体又は個人に対して、感謝と今後の活動を期待して表彰する」ため、「文化で滋賀を元気に!賞」が創設されました。県内各地から88件もの推薦応募があり、 応募数の多さに驚きました。それだけ地域で地道に文化活動をしている団体・個人が多いということです。 大賞をはじめ6件(2個人、4団体)の入賞者の皆さんとの交流もでき、うれしく思います。

(1)余呉べんがら座 主宰 横山義淳さん/ 長浜市余呉町 、(2)江北図書館長 冨田光彦さん / 長浜市木之本町、(3)アミンチュプロジェクト びわ湖放送&藤井組 / 県全域、(4)ふれあい鯉のぼり祭「真野」実行委員会 / 大津市、(5)京阪電気鉄道株式会社大津鉄道部/ 大津市、(6)ひょうたんからKO−MA / 近江八幡市の皆さんです。それぞれの活動について、これまでも実際にふれあいをもたせていただいており、あらためて、地域の創意工夫こそが文化の原点であることを教えていただきました。今後の一層のご活躍、期待いたします。(かだ)

 平成24年(2012年)2月10日(金曜日)

地域防災計画(原子力災害対策編)見直し検討委員会の林委員長から提言をいただく。

午後、大津市内で「電気と熱の地産地消型スマートグリッドシステムの開発」キックオフフォーラム。産官学の連携で取り組まれているこの事業は、文部科学省の「地域イノベーション戦略支援プログラム」に採択されています。文部科学省の奥村展三副大臣も、忙しい中帰県し、フォーラムにご参加くださいました。これからの滋賀県の再生可能エネルギー政策を考えていく上で大変重要なプロジェクトになります。東日本大震災前から企画が進んでいたものですが、結果として時代のニーズを先取りしていたこととなり、おおいに期待をしますと挨拶申し上げました。会場は県内各地の企業関係や大学の方たちなどで、熱気にあふれていました。

その後、近江八幡市で滋賀県地方六団体シンポジウム「みんなで考える自治」に参加。「地方自治復興への挑戦〜地域のことを地域が行う社会への回帰〜」と題して、なぜ今、地方整備局や経済産業局、労働局など、国の出先機関の移管を求めるのか、河川管理とハローワークの事例をもとに紹介をさせていただきました。(かだ)

 平成24年(2012年)2月9日(木曜日)

朝から東京に向かい、国への道路関係の要望活動。市長会を代表して来て下さった湖南市の谷畑市長と共に、民主党の松井筆頭副幹事長、国土交通省の吉田副大臣、菊川道路局長にそれぞれお会いし、国直轄道路の整備推進と、新名神高速道路の未着工区間(大津より西)の早期の着工判断をお願いしました。

人口の増えている滋賀県ですが、国道1号線、8号線など県内の国直轄道路の整備率は極めて低い状態で、渋滞などが慢性化しています。また、国道161号線は、福井の原発で万が一の事故があった際には避難道路となるため、早期の整備が欠かせません。

要望活動の合間に、東京都現代美術館を視察。この美術館のチーフキュレーターで、「美の滋賀」発信懇話会の委員を務めていただいている長谷川祐子さんに館内の案内をいただきました。建物はゆったりとしていて、展示配置も空間を贅沢に使っておられました。企画展として開催されていた作家・田中敦子さんの「アート・オブ・コネクティング」では、円と曲線をつないだ抽象画やホンモノの電気をとおした服、電気でベルの音を鳴らす作品など、時代を先取りした女性の感性に驚きと憧れを感じました。また美術館には、大原美術館館長の高階秀爾さんや、女性建築家として国際的にご活躍中の妹島和世さんもお見えになっておられ、ご挨拶をさせていただきました。

夕方から、国出先機関の権限移譲について議論するアクション・プラン推進委員会に出席。環境省、経済産業省、国土交通省から、個別の事務・権限の移譲の適否についての回答があり、環境省については、国立公園管理と原子力政策以外は移管可能という回答。経済産業省も、中小企業政策などを除き移管可能という回答。しかし国土交通省からは、道路、河川など基幹事業はほとんど移管対象にはいっておりませんでした。本日詳細リストが示されたところなので、今後、それぞれくわしくチェックさせてもらいますが、首相が指示したことでも従えない官僚組織の意図が強く見えました。深夜、大津に帰着。(かだ)

 平成24年(2012年)2月8日(水曜日)

琵琶湖博物館の篠原館長、甲賀忍術博物館の柚木館長、近代美術館の秋山館長から、県内の77館が加盟する滋賀県博物館協議会としての緊急アピールをいただく。調査研究などの地道な基礎的活動の重要性を再認識することや、専門家の育成についての理解と支援を申し入れていただきました。私としても、滋賀県の潜在的な力を発揮する方策として応援したい、と申し上げました。

午後には、2月県議会をひかえての決裁など、庁内執務。夕方、県市長会会長職務代理者である湖南市の谷畑市長を訪問し、国の出先機関改革推進への協力をお願いする。(かだ)

 平成24年(2012年)2月7日(火曜日)

午前は定例記者会見。3月17日に開館する「滋賀県平和記念館」について説明をさせていただきました。まず、なぜ滋賀県に今、平和祈念館であるのかをお話ししました。滋賀県では、平成初期から戦地に赴いた人と家族とのやりとりや、当時の銃後の暮らしについての資料を収集してきました。2万点を超えるモノとそれにまつわる語りや記憶など、資料的価値も高いものです。今、戦後67年ほどたち、実際に戦争を体験した人、経験した人たちも高齢化しており、今こそ資料をまとめて、平和の大切さについて社会的発信をする大切な機会と思います。

あわせて、今回の東日本大震災では、多くの方が命を失われ、命の危険にさらされました。戦争と災害は決して遠いものではない。そのような時代の意味もこめて、平和と安寧を願う場として、また資料を保存、展示活用して、同時に学校や地域などに巡回展示する拠点として、設置、開館するものです。

3月17、18日はさまざまな催しが計画されています。是非、多くの皆さんにお越しいただきたいと思います。

午後、支部長を務める日本赤十字社滋賀県支部の評議員会。今年度の大震災などにかかわる活動のお礼と来年の計画についてお願いをする。

その後、栗東市の「さきら」で、栗東市、野洲市、甲賀市、湖南市の企業の方々と「近江金石会」で意見交換。エネルギーの問題で苦労や工夫をしていただいているお話や、工場の海外移転などについて、現場で活躍いただいている皆様のお話を伺いました。皆さんの一番の関心は、何よりもエネルギー不足、電力問題で、県としても新年度にむけて、関西電力や関西広域連合と協力をして、具体的な戦略をまとめることをお約束する。(かだ)

 平成24年(2012年)2月6日(月曜日)

抱きしめてBIWAKO実行委員会の皆さんから、環境学習船うみのこの新船建造のための寄附をいただきました。「抱きしめてBIWAKO」は、「びわ湖の日」制定30周年を記念して昨年11月に開催されたもので、当日琵琶湖のほとりに集まっていただいた皆さんからの参加費を、寄附としていただいたものです。

その後、まるごと“おうみ”食育推進表彰式。県民の皆さんの食への思いを表現した、「食育三行詩コンクール」の入選作品を表彰させていただきました。

夕方、愛知県の大村秀章知事がお見えになり、三河湾の環境再生について、琵琶湖の経験から学ばせて欲しいとの依頼をいただきました。三河湾は半島に囲まれた閉鎖性水域であり、面積も604平方kmと、670平方kmの琵琶湖に近い広さがあります。まずは手始めとして、来年度に開催されるシンポジウムへの参加をお約束しました。「起こっていることを、住民の皆さんに見えるように、そして自分とのかかわりを自覚できるように工夫をして、住民の皆さんに問題を自分化していただくことがポイントではないでしょうか」とお伝えしました。今後の連携が楽しみです。(かだ)

 平成24年(2012年)2月5日(日曜日)

午前、大津市内のホテルで開催された“なでしこJAPAN”の望月聡コーチの国民栄誉賞受賞祝賀会に出席。お祝いの挨拶をさせていただく。受賞にともなう望月さんのお言葉の中で、「周囲の皆さんに感謝のことば」が自然に生まれてきた、としみじみとお話しくださったことが印象的でした。

比叡山の山並みがうつくしい日でした。(かだ)

 平成24年(2012年)2月4日(土曜日)

大津プリンスホテルで開催されているアメニティー・フォーラムに出席。昨日から3日間の日程で開催されています。寒い中、全国から多くの方々が琵琶湖畔に集まってくださいました。

午前は、フォーラム同時開催企画のアール・ブリュット展へ。今回は、オランダなどヨーロッパ各地で今後展示する予定の作品群を見せていただく。はたよしこさん等のご案内で、新しい作品発掘の経過などを紹介してもらう。

その後、アール・ブリュット展シンポジウムの基調対談「美術館は誰のもの?」で、国立美術館理事長の青柳正規さんと対談。「美の滋賀」として、滋賀県の近代美術館コレクション、仏教美術、アール・ブリュットの3本柱で、「新生美術館」を育てあげていきたい、という趣旨を紹介させてもらう。「1000年の美」としての仏教美術、「100年の美」としての郷土出身の作家の作品たち、「今、目の前で生まれる美」としてのアール・ブリュットという時間軸の深い滋賀ならではの美の発掘と発信について、語らせてもらう。青柳さんからは、挑戦としては可能性があり、「滋賀モデル」として言い続けることでそのように思えてくる、と応援をいただく。近代化の中で、個別ジャンルに閉じ込められてきた美術界の問題も指摘いただき、ダイナミックな対談となりました。

午後、野洲で行われた民主党滋賀県総支部連合会第15回定期大会に出席し、来賓として挨拶させていただく。

大津に戻り、アメニティー・フォーラム総合・障害者福祉コースの対談「大震災とこれからの私たちの暮らしを考える〜暮らしと生命を見つめること」で、学習院大学文学部教授の赤坂憲雄さんと対談。赤坂さんは、福島県立博物館の館長でもあり、また、東日本大震災復興構想会議の委員にも就任されています。

夜には交流会に出席し、参加者の皆さんに歓迎の言葉を述べる。(かだ)

 平成24年(2012年)2月3日(金曜日)

午前、日本貿易振興機構(JETRO)の石毛理事長が来訪。アジア諸国などの今後の発展に向けて、滋賀県が貢献できる環境保全などについて具体的に提案をさせてもらう。

「月刊『茶の間』」の取材。インタビュアーの上村さん(京南物流株式会社代表取締役)とは、ほぼ同世代ということもあり、男女共同参画や、子ども・子育て支援などの基本哲学を共有しながら、話をさせていただきました。

午後、交通対策協議会。来年度の交通安全スローガン優秀賞を表彰。1,192点の応募の中から、「思いやり 笑顔いきかう 滋賀の道」(笠川嘉一さん作)、「自転車で 携帯傘さし 事故のもと」(米原市立大東中学校3年 宮坂達也さん作)、「やめようね 飛び出し わりこみ 信号むし」(高島市立今津東小学校4年 日広海さん作)の3作品が優秀賞に輝かれました。

その後、県公館に移動し、喫茶飲食業生活衛生同業組合さんと災害時応援協定を締結。この協定により、災害発生時に、被災者へコーヒーなど飲み物の提供サービスを行っていただけることとなりました。組合関係の皆さまに感謝です。

夕方、NHK「クローズアップ現代」の取材を受ける。“温故知新”をテーマに、「なつかしい未来」というかつての暮らしぶりを活かしながら、未来への低炭素社会づくりの具体的な政策などの話をさせてもらう。(かだ)

 平成24年(2012年)2月2日(木曜日)

朝一番、低炭素社会づくり推進本部本部員会議。年度内に策定を予定している「低炭素社会づくり推進計画(案)」について協議。産業界をふくめ関係が深い組織、団体との連携を具体的に見えるように、取組の強化について指示をだす。

12月にイオンモール草津で開催された、障害のある人による公募作品展「ぴかっtoアート展」について、実行委員会の皆さんが報告に来てくださる。障害のある方の作品にこれまで触れたことがない、買い物に来た人たちが「ついでに」寄って関心をもってもらったようです。今後は「ついで様」が「その気様」になっていただけるよう、一層働きかけていきましょう、と方向の共有ができました。

お昼前、歌手活動をされ、現在、長浜市観光協会公式認定PR隊として、長浜市のイメージソングなどを歌っておられる、〜Lefa〜の北川陽大(akihiro)さんと河野弘行(hiroyuki)さんお二人の来訪を受ける。東京ではなく、滋賀県、長浜からCDデビューをしようというおふたり。大変頼もしいです。少し長いですが、北川さんからいただいたメールを紹介させてもらいます。

午後、県庁で開催した、県内自治体のトップを対象とした「市町長防災危機管理ラボin滋賀」に出席。京都大学の林春男教授から「東日本大震災を踏まえたこれからの地震対策のあり方」と題した貴重なお話を伺う。

その後、長浜市議会の「新しい風」所属の議員の皆さんの来訪を受け、流域治水について意見交換。「川の中の対策」に加えて「川の外」の住民が暮らす側の対策も必要と、流域治水基本方針(案)を支持してくださる意見をいただきました。

夕方、米原市長が来訪。米原駅周辺における地域活性化策について意見交換。

今日は県北部で大雪。高島市長からの要請を受けて、高島市内における除雪について、陸上自衛隊に災害派遣を要請しました。

大津市内で開催された「淡海フィランソロピーネット15周年記念トップセミナー」に出席。林春男京都大学教授をコーディネーターに、東北リコー株式会社の上野正道さん、滋賀建機株式会社の蔭山会長と私とで、危機管理についての鼎談を行う。

鼎談終了後、その後の交流会を欠席させていただき、急いで県庁に戻り、県内の雪害状況の報告を防災危機管理局と土木交通部道路課から受ける。県北部で懸念される雪害への対策に万全を期すように指示をして、私は知事公舎で待機することを伝え公舎に帰る。真夜中まで様子をみているが、大きな被害拡大はなさそうです。(かだ)

 平成24年(2012年)2月1日(水曜日)

朝一番、職員向けの談話を放送。タイトルは「滋賀の食の魅力を伝える工夫」。行政の施策はともすれば、生産者(供給側)から発想されがちですが、消費者(需要側)の論理を活かすことが本来の行政ではないか、という趣旨を「おいしが うれしが」の食のブランド発信にからめて話をする。庁内協議後、東京へ出張。

新名神高速道路三重・滋賀建設促進県民協議会の一員として、三重県の鈴木知事や関係市町長、本県からは大津市長、甲賀市長らとともに、新名神高速道路の全線早期整備に関する提言活動を行う。

まず、衆議院本館にて、民主党陳情要請対策本部の鈴木本部長代理と面会。

続いて、国土交通省にて、吉田副大臣、宿利事務次官、菊川道路局長と面会する。

三重県の鈴鹿市長も女性で、滋賀県知事、大津市長、鈴鹿市長、3人の女性首長がそろった場面には、菊川道路局長も驚いておられました。(かだ)


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